ハイレゾ対応イヤホンの特徴
高解像度のハイレゾ音源による繊細な音を楽しめる
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ハイレゾとは、CDよりも音の解像度が高い高音質な音源です。音質を決める1つの要素として周波数がありますが、ハイレゾ対応イヤホンなら、CDの限界である44.1kHzを超える周波数を再生可能。CDでは聞こえなかったボーカルの息遣いや弦が擦れる音など、繊細な音もしっかり再現してくれます。
スマホでハイレゾ音源を聴く方法
参照元: o-dan.net
最近では音楽をスマホで聴くのが主流になってきましたが、イヤホンをハイレゾ対応に買い替えただけでは、スマホでハイレゾ音源を再生できません。以下では、スマホでハイレゾ音源を聴く方法を紹介します。
【1】ハイレゾ音源を再生できるアプリをインストールする
ハイレゾ音源をスマホで聴くには、ハイレゾに対応したスマホと、ハイレゾ音源を再生できるアプリが必要です。自分のスマホが対応しているか、事前にチェックしておきましょう。
また、スマホがハイレゾ非対応の場合も、ハイレゾ対応DAC搭載のヘッドホンアンプを用意すればハイレゾ音源を再生できますよ。
【2】ハイレゾ音源をダウンロードする
ハイレゾの音源はCDやYouTubeでは聴けず、ハイレゾ音源配信サイトからダウンロードする必要があります。ハイレゾ音源はデータ容量が重いので、何曲もダウンロードしたい人はmicroSDカードスロットで容量を拡張するのがおすすめですよ。
【3】ワイヤレスイヤホンはコーデックに注意
ワイヤレスイヤホンでハイレゾに対応しているモデルはまだまだ少ないです。もし、スマホでワイヤレスイヤホンを使いたい場合、コーデックが「LDAC」や「LHDC」、「aptX HD」、「aptX Adaptive」のイヤホンを選びましょう。
ハイレゾ対応イヤホンの選び方
ハイレゾ対応イヤホン選びのポイント |
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接続方法で選ぶ |
ドライバーユニットの種類で選ぶ |
便利な機能で選ぶ |
接続方法で選ぶ
イヤホンと音楽再生機器を接続する方法は有線接続とワイヤレス接続の2つ。ハイレゾ対応イヤホンを使う場合のメリットやデメリットを解説していきます。
音質を落とさず聞きたいなら有線接続タイプ
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有線接続タイプのイヤホンは、音飛びや音の遅延、劣化が無く、音質が良い点が1番のメリットです。また、本体の充電が不要なため、外出先で充電が切れる心配もありません。一方、経年劣化によりコードが断線する場合がある点や、取り回しが良くないというデメリットもあります。
アクティブに使用したいならワイヤレス接続タイプ
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ワイヤレス接続タイプのイヤホンは、Bluetoothで音楽データを飛ばして再生します。ケーブルを必要としないため絡まったり引っ掛かったりせず、取り回しやすいのが最大のメリット。
一方、本体の充電が必要で、接続環境によっては音飛びや遅延が発生するのはマイナスポイント。ワイヤレス接続でハイレゾに対応しているイヤホンは少なく、選べる商品数が限られています。
ドライバーユニットの種類で選ぶ
ドライバーユニットとはイヤホンの音を出す部分です。「ダイナミック型」「バランスド・アーマチュア(BA)型」「ハイブリッド型」の3種類があり、音質を決定する大きな要因になります。ここではそれぞれのドライバーの違いを説明していきます。
低音が得意で最もポピュラーなダイナミック型
1番ポピュラーでリーズナブルなのが、ダイナミック型のドライバーユニットです。オーディオ用スピーカーと同じほぼ原理で、コイルに電流を流し磁力を発生させ、振動板を振動させて音を出します。低音が得意な特性があるので、ロックやEDMなどを好む人におすすめ。
中高音域が得意で高音質なバランスド・アーマチュア(BA)型
ダイナミック型よりも高価でカナル型イヤホンの主流となっているのがバランスド・アーマチュア(BA)型のドライバーユニットです。元々は補聴器などの医療機器に使われていた技術を採用しており、信号がコイルに流れ中心にあるアーマチュアとドライブロッド、振動板が振動し音を出します。中高音域が得意な特性のため、クラシックやジャズなどの粒度が細かい音楽を聴く人におすすめ。
パワフルさと繊細さを兼ね備えたハイブリッド型
低音域に強いダイナミック型と中高音域に強いバランスド・アーマチュア型、それぞれの特徴を併せ持っているのがハイブリッド型のドライバーユニットです。すべての帯域でバランスの良い音を楽しめますが、価格が高い傾向があります。高級なイヤホンならではの、バランスが取れたサウンドを楽しみたい人におすすめです。
便利な機能で選ぶ
参照元: o-dan.net
雨や汗に強い防水機能付き
イヤホンの故障や劣化の原因になりうる雨や汗の影響が気になるという人には、防水機能が備わっているイヤホンがおすすめ。防水機能の高さは「IPX0〜8」で表記されており、数字が大きくなるほど防水レベルが高い商品だと判断できます。IPX4程度あれば日常生活での汗や水滴で壊れる心配はないでしょう。
雑音をカットするノイズキャンセリング機能付き
ノイズキャンセリング機能とは外から聞こえてくる雑音を低減させる技術です。電車や車、周りの人の声が聞こえにくくなるため音楽に没頭できます。
必要な時は周囲の音が聞こえるように設定できる「外音取り込み機能」が搭載されている機種もあり、シチュエーションによって使い分けも可能。また、音を出さずにノイズキャンセリング機能を使えば耳栓代わりにもなります。夜行バスや寝台列車の中で寝る時にも便利です。
自分好みのサウンドにカスタマイズできる専用アプリ
専用アプリが使えるイヤホンなら、イコライザーで自分好みのサウンドに調整できます。また、聴力テストをして左右の聞こえ方のバランスを変えられたりノイズキャンセルレベルを設定できたりと、より自分好みにカスタマイズが可能です。
ハイレゾ対応イヤホンのおすすめメーカー2選
radius
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低音派にはたまらない重厚感のあるサウンド
radiusはイヤホンだけでなくiPhoneでハイレゾ音源を再生できるアプリやiPhone専用DACアンプなどを製造、販売しているオーディオデジタル機器のメーカーです。
radiusのハイレゾイヤホンの特徴は、なんといっても低音域の再現度。ダイナミクスがあるだけではなく、細部まで耳に届く解像度の高さが人気で、特にロックを好む人からの指示を集めています。また、デザイン性の高さにも定評があり、他の人とは違ったかっこいいデザインのイヤホンを持ち歩きたいという人にもおすすめです。
SONY
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最高音質を追求する安心安全の日本メーカー
日本国内でオーディオ機器を販売しているメーカーといえばSONYは外せません。イヤホンだけでなくハイレゾに対応した音楽再生機器も多く販売しているため、製品を選ぶ際の選択肢の多さが魅力です。幅広い価格帯の製品があるので自分に合った製品も見つけやすいでしょう。
おすすめ人気ランキング比較表
商品名 | リンク | 最安価格 | 音質の良さ | 装着感の良さ | 音域の広さ | 価格の安さ | |
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1![]() |
radiusradius ハイレゾ対応イヤホン HP-NHR21 | 11,320 | 4.5/5.0 | 4.5/5.0 | 5.0/5.0 | 4.5/5.0 | |
2![]() |
JVCJVC ハイレゾ対応イヤホン HA-FD02 | 18,244 | 5.0/5.0 | 5.0/5.0 | 4.0/5.0 | 3.5/5.0 | |
3![]() |
JVCJVC WOODシリーズ ハイレゾ対応カナル型イヤホン HA-FX1100 | 82,548 | 5.0/5.0 | 4.5/5.0 | 5.0/5.0 | 2.5/5.0 | |
4![]() |
DENONDENON ハイレゾ音源対応 カナル型イヤホン AH-C820 | 15,180 | 4.5/5.0 | 4.0/5.0 | 4.0/5.0 | 4.0/5.0 | |
5![]() |
ZERO AUDIOZERO AUDIO DUOZA ハイレゾ対応イヤホン ZH-DWX10 | 8,240 | 4.0/5.0 | 4.0/5.0 | 3.5/5.0 | 5.0/5.0 | |
6![]() |
日立マクセル日立マクセル ハイレゾ対応カナル型ヘッドホン MXH-RF550 | 14,000 | 4.0/5.0 | 3.5/5.0 | 4.0/5.0 | 4.5/5.0 | |
7![]() |
radiusradius ハイレゾ対応インナーイヤーヘッドホン HP-NHR11 | 8,010 | 3.5/5.0 | 4.5/5.0 | 3.0/5.0 | 5.0/5.0 | |
8![]() |
PanasonicPanasonic ステレオインサイドホン RP-HDE10-S | 13,490 | 4.0/5.0 | 3.0/5.0 | 4.0/5.0 | 4.5/5.0 | |
9![]() |
SONYSONY h.ear in 2 ハイレゾ対応カナル型イヤホン IER-H500A | 10,628 | 3.5/5.0 | 3.0/5.0 | 4.0/5.0 | 4.5/5.0 | |
10![]() |
radiusradius ハイレゾイヤホン NeEXTAR HP-NX30 | 6,530 | 3.0/5.0 | 3.0/5.0 | 3.5/5.0 | 5.0/5.0 |
ハイレゾ対応イヤホンのおすすめ人気ランキング10選
1radiusradius ハイレゾ対応イヤホン HP-NHR21
![]() |
11,320 |
★★★★☆4.6 |
音質の良さ 4.5装着感の良さ 4.5音域の広さ 5.0価格の安さ 4.5 |
大迫力のサウンドを堪能できる高コスパなアイテム
独自に開発されたダイナミックドライバーの構造により、全音域でクリアな音質を実現してくれるのがradiusのHP-NHR21です。特に重低音の音質にこだわって作られているので、厚みのある大迫力なサウンドを楽しめます。
コードにナイロン素材が使用されているため耐久性も抜群なうえに、約11,000円とお手頃価格。ハイレゾ対応イヤホン初心者だけでなく、買い替えを検討している人や2台目としての購入もおすすめです。
2JVCJVC ハイレゾ対応イヤホン HA-FD02
![]() |
18,244 |
★★★★☆4.4 |
音質の良さ 5.0装着感の良さ 5.0音域の広さ 4.0価格の安さ 3.5 |
耳の形に配慮したファインアジャスト機構を採用
HA-FD02は、のびのびとした高音と厚みのある低音が魅力の有線イヤホンです。イヤホン部分にはノズルが360度回転するファインアジャスト機構を採用していて、あらゆる耳の形にフィットします。
さらに、耳掛け方式での装着も可能。ケーブルは着脱式のため、自分好みのケーブルに付け替えてカスタマイズもできますよ。
3JVCJVC WOODシリーズ ハイレゾ対応カナル型イヤホン HA-FX1100
![]() |
82,548 |
★★★★☆4.3 |
音質の良さ 5.0装着感の良さ 4.5音域の広さ 5.0価格の安さ 2.5 |
低音寄りの音作りでジャズやクラシックに最適
HA-FX1100は、振動版やノイズの吸収剤に木材を使用した有線イヤホン。低音の響きが非常に良く、クラシック音楽との相性が抜群です。
コードは着脱可能で断線しても交換できるため、長く愛用できるのも嬉しいポイント。ただし、価格が8万円と高価なため、音質や素材にとことんこだわりたい人に向いています。
4DENONDENON ハイレゾ音源対応 カナル型イヤホン AH-C820
![]() |
15,180 |
★★★★☆4.1 |
音質の良さ 4.5装着感の良さ 4.0音域の広さ 4.0価格の安さ 4.0 |
究極の低音を目指して開発されたモデル
AH-C820は、低音域の再生にとことんこだわって開発されたカナル型有線接続イヤホン。片方のイヤホンに11.5 mmあるダイナミックドライバーが2基配置されていて、超低域まで再現できるのが特徴です。遮音性の高さと装着感に定評があるComply™製イヤーピースが付属されていて、着け心地も優れていますよ。
5ZERO AUDIOZERO AUDIO DUOZA ハイレゾ対応イヤホン ZH-DWX10
![]() |
8,240 |
★★★★☆4.1 |
音質の良さ 4.0装着感の良さ 4.0音域の広さ 3.5価格の安さ 5.0 |
デュアルダイナミックドライバー搭載の高コスパ品
ZH-DWX10は、デュアルダイナミックドライバーが搭載された有線タイプのイヤホン。高音質なハイレゾ音源の再現性が高く、リアルな音質にこだわるユーザーから支持を集めています。8,000円程度で手に入るのでハイレゾ対応イヤホンの入門機としてもおすすめです。
6日立マクセル日立マクセル ハイレゾ対応カナル型ヘッドホン MXH-RF550
![]() |
14,000 |
★★★★☆4.0 |
音質の良さ 4.0装着感の良さ 3.5音域の広さ 4.0価格の安さ 4.5 |
あらゆる音楽ジャンルに適応するバランス派
全音域バランスよく聴きたい人には、maxellのMXH-RF550がおすすめ。高音のクリアさや低音の迫力を謳っているイヤホンが多い中、MXH-RF550はどの音域もフラットに聴けるので、さまざまな音楽ジャンルに対応できます。
一方、ドンシャリ系や重低音を強調して響かせるサウンドを好む人は物足りなく感じる場合があります。
7radiusradius ハイレゾ対応インナーイヤーヘッドホン HP-NHR11
![]() |
8,010 |
★★★★☆4.0 |
音質の良さ 3.5装着感の良さ 4.5音域の広さ 3.0価格の安さ 5.0 |
重低音が魅力のリーズナブルなハイレゾ対応イヤホン
HP-NHR11は、厚みのある重低音が特徴の有線イヤホンです。安定した装着感を実現しているのは、装着位置を調整できるイヤーピースのおかげ。
2段階で調整できるため、自分の耳にフィットさせるのが簡単です。また、価格は約8000円と、ハイレゾ対応のイヤホンとしては安価で手が届きやすいのもメリット。
8PanasonicPanasonic ステレオインサイドホン RP-HDE10-S
![]() |
13,490 |
★★★☆☆3.9 |
音質の良さ 4.0装着感の良さ 3.0音域の広さ 4.0価格の安さ 4.5 |
ダイレクトに響くパワフルなサウンドが魅力
RP-HDE10は11.5mmのHDアキシャルデュアルドライバーが搭載されたパワフルなサウンドが特徴の有線イヤホンです。こだわって設計された大口径ポートとホーン型イヤーピースによりダイレクトに良い音が耳に届きます。
しかし、イヤーピースの部分が比較的大きめに作られているので、人によっては長時間着けていると痛みを感じる場合もあります。
9SONYSONY h.ear in 2 ハイレゾ対応カナル型イヤホン IER-H500A
![]() |
10,628 |
★★★☆☆3.8 |
音質の良さ 3.5装着感の良さ 3.0音域の広さ 4.0価格の安さ 4.5 |
バランスの良い音質と豊富なカラーが特徴
初めてハイレゾイヤホンを購入する人におすすめなのが、SONYから発売されているIER-H500Aの有線イヤホンです。約5gと非常に軽量かつカラーバリエーションが豊富で、着けているだけでおしゃれに見えますよ。
ただし、低音よりも高音が得意な音質なので、重低音なサウンドが聴きたい人には物足りなく感じる場合があります。
10radiusradius ハイレゾイヤホン NeEXTAR HP-NX30
![]() |
6,530 |
★★★☆☆3.6 |
音質の良さ 3.0装着感の良さ 3.0音域の広さ 3.5価格の安さ 5.0 |
リーズナブルで安定感のある装着感
HP-NX30は、コロンとした丸い形状が特徴で低音域のクリアなサウンドが人気のカナル型有線イヤホンです。耳の奥でフィットするイヤーピースが安定した装着感を実現してくれるので、ノイズキャンセリング機能がなくても音に集中できます。
同シリーズのイヤホンと比較すると、低音の迫力という意味ではやや物足りなさを感じます。しかし、7000円以下というリーズナブルさを考えると申し分ない音質でしょう。
まとめ
ハイレゾ対応イヤホンの選び方とおすすめ商品10選を紹介しました。現在販売されているハイレゾ対応イヤホンは、アンプやウォークマンがなくてもスマホで楽しめる製品が多くあります。自分にぴったりなイヤホンを見つけて、大好きな音楽を楽しんでください!