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植田 徹 記事一覧

日本酒ライター

東京から新潟県村上市に移住し、過疎地域の古民家にて田舎体験を実践中。畑仕事や地域ボランティアをする傍ら、企業のプロモーション企画や取材・執筆などを中心にコピーライターとして活動しています。2022全国きき酒選手権大会・新潟県代表。きき酒師、日本酒品質鑑定士。新潟県・山形県を中心に酒蔵見学や郷土料理・伝統食を食べに出かけるのが趣味。年間100銘柄以上の日本酒を嗜みます。

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日本酒の辛口とは?

キレのあるドライな味わい

日本酒のボトルとおちょこ
参照元: https://www.photo-ac.com/

日本酒は辛口しか呑まないという方がいますが、日本酒でいう辛口とは「甘くない、キレのあるドライな味わい」と考えてください。そもそも日本酒の主な原料は糖分を豊富に含んだお米ですから、アルコールの刺激はあるとしても、トウガラシのようなスパイシーな辛さを感じることはありません。

一般的に、糖分の少ないもの、アルコールの刺激が強いものを辛口、そうでないものを甘口と呼ぶ傾向にあります。ただし、日本酒の甘さ辛さの感じ方は飲む人によって異なることが多く、糖分をどれだけ含むかという数値だけで定義できないのが実際のところです。

酸味や渋味が強いと辛く感じますし、果実のような香りや旨味は甘さをさらに強く感じさせる役割を果たします。そんな曖昧なところが日本酒の魅力であり、奥深さでもあるのですが、今回は、味、香り、口当たり、余韻など、さまざまな要素を含めたトータルな視点で辛口の日本酒をご紹介します。

日本酒をプレゼントするなら予算はいくら?

桐箱に入った贈り物
参照元: https://www.photo-ac.com/

プレゼントに適した日本酒の値段は1,500円〜1万円程度が相場です。贈る相手の年齢や趣向、関係性によって予算は変わってきますが、目上の方や特別な記念日に贈る場合は、5,000円を目安に選んでみるのがおすすめです。

3,000円前後なら吟醸・大吟醸クラス

720mlを目安として、予算3,000円あればプレゼントに相応しい吟醸・大吟醸レベルの日本酒を贈れます。日本酒をあまり飲まず相場が分からない場合は、予算1,500円~3,000円を予算として考えておくと良いでしょう。

メーカーの代表的な銘柄は5,000円前後

大切な人へとの記念日や、上司に感謝の気持ちを届けたい場合には、いつもより1クラス上のプレゼントにおすすめ。予算5,000円あれば、一般的な日本酒メーカーの純米大吟醸など、ハイエンドな銘柄を選べます。

また、日本酒におちょこやグラスが付いていたり、複数の銘柄を飲み比べできるセット商品も5,000円前後で販売されています。見た目も華やかなものが多いためギフト用として人気があります。

1万円超なら贈答用の超プレミアム酒

予算10,000円となれば、各日本酒メーカーで最高峰の呼ばれる銘柄を選べるでしょう。大吟醸・純米大吟醸の中でもハイクラスの銘柄や、季節限定や本数限定の特別な銘柄など、メーカー側もギフト用を想定し、少量生産したレアな銘柄が多いです。

みんなの予算はいくら?

%{辛口の日本酒アンケート_予算, 2024-08-15, 2044-08-15, 3000円,5000円,1万円以上}

プレゼント用辛口日本酒の選び方

超辛口は日本酒度プラス10以上

冷酒
参照元: https://www.photo-ac.com/

日本酒度とは、日本酒の比重をある数式に当てはめて換算した値で、甘口・辛口を判断する目安としてわかりやすいです。ほとんどが糖分でできている「エキス分」が少ないものは「辛口」、エキス分が多いと「甘口」になります。

日本酒度はプラス・マイナスで表現され、辛くなるほどプラスの値が大きくなります。普段日本酒を飲まない方でも、日本酒度を確認すればどのようなタイプのお酒か推測ができます。

一般の清酒の日本酒度は、かなり辛い「超辛口」でプラス10以上、かなり甘いものでマイナス10程度です。また、酸度が低く日本酒度がプラスだと「淡麗辛口」、逆に酸度が高く日本酒度がプラスだと「濃醇辛口」のお酒が多い傾向になります。特に辛口な日本酒が好き、という方にはプラス6以上を目安に選んでみるのがおすすめです。

種類で選ぶ

冷酒とおつまみ
参照元: https://www.photo-ac.com/

「純米酒」は食事と一緒に楽しめる

米・麹・水だけを原料にして造られた日本酒のことを「純米酒」といいます。お米本来の香ばしさや口当たりがしっかりした銘柄が多く、濃厚な味噌味とも合わせられる食中酒として楽しめます。「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」のように頭に「純米」と付けば米・麹・水だけを原料にした日本酒です。

「大吟醸酒」は香り豊かでフルーティ

「大吟醸酒」とは、米・麹・水・醸造アルコールを原料に「吟醸造り」といわれる低温でじっくりと造られたお酒です。吟醸酒の中でも、お米の表面の半分以上を削って雑味を除いた「精米歩合」が50%以下のものを「大吟醸酒」といいます。大吟醸酒には香りが豊かで、青リンゴや柑橘類などフルーツのような吟醸香が特徴の日本酒もあります。

「本醸造酒」は爽やかでサラッと飲める

「本醸造酒」は 、米と麹・水・醸造アルコールによって造られた日本酒で、精米歩合は70%以下です。スッキリとした軽快な飲み口で、香りも控えめですので、お刺身から鍋物までさまざまな料理との相性がいいのが特徴です。

原産地で選ぶ

酒造
参照元: https://www.photo-ac.com/

新潟・長野・兵庫

都道府県別に見ると酒造の数の多さは、第1位が新潟県、第2位は長野県、第3位が兵庫県です(※)。酒蔵の数は日本酒造りに適した土地の証拠。たくさんの酒蔵があるということは、それだけ水や気候がお酒造りに適しており、美味しい日本酒に出会える確率も高いといえます。

(※)=令和3年・国税庁調べ

山形・兵庫・長野

酒造業界で最も信頼性のあるコンテストとして毎年実施されている「全国新酒鑑評会」。令和4年度の金賞受賞数第1位は山形県、2位は兵庫県、3位は長野県となっています。レベルの高い酒蔵が集まりしのぎを削る県だといえ、「全国新酒鑑評会」の結果でお酒を選ぶのもおすすめです。

新潟・秋田

成人1人当たりの清酒販売(消費)量を都道府県別に見ると、1位が新潟県の8.6リットル、2位は秋田県7.2リットル、3位山形県の6.4リットルとなっています(※)。日本酒好きの人がたくさんいる県なら、美味しい日本酒がきっと見つかるはずです。

(※)=令和2年・国税庁調べ

見た目の高級感で選ぶ

桐箱に入った日本酒ボトル
参照元: https://www.photo-ac.com/

ラベルのインパクトで決める

一昔前の日本酒のラベルといえば漢字、筆文字で大仰な名前の銘柄が多くありましたが、最近では若い世代を意識して、英文字があしらわれたおしゃれでカラフルなデザインのラベルも増えています。センスが光るデザインの日本酒でインパクトのあるプレゼントを贈るのもおすすめです。

若い世代や女性にはおしゃれなボトルがおすすめ

近年、有名なデザイナーを起用したり、世界的なデザイン賞を受賞したりするなど、スタイリッシュでデザイン性の豊かなボトルが増えています。若い世代や女性にプレゼントする場合は、インテリアとして飾りたくなるようなおしゃれなボトルがおすすめです。

パッケージの高級感は特別な演出になる

桐の木箱や、内部が布張りされた高級化粧箱は、中に入っている日本酒に高い価値感を想像させます。ラッピングによる箱を開けたときのワクワク感やサプライズもプレゼントの一部と考えると、パッケージの特別感にもこだわりたいものです。

辛口日本酒のおすすめメーカー3選

旭酒造

日本酒の初心者でも飲みやすい「獺祭」で知られる旭酒造株式会社は、山口県岩国市にある酒造メーカーです。一大ブームを起こした「獺祭」は、酒米の王様といわれる山田錦というお米を使用。獺祭シリーズのほとんどが酒米を50%以上精米し、日本酒のなかで1番品質の良いものとされる純米大吟醸を製造しているのも注目すべきポイントです。

朝日酒造

全国区の知名度を誇る、新潟を代表する銘柄「久保田」を造る朝日酒造株式会社は天保元年(1830年)に、新潟県の酒造りの中心地である長岡にて創業。新潟清酒の特徴である「淡麗辛口」の王道をいく「久保田」は全国でも人気の銘柄です。近年は、甘味や酸味を強調した銘柄も発売し、幅広い世代に愛される日本酒を造り続けています。

仙禽(せんきん)

「土地の個性こそが仙禽の個性である」をテーマに酒造りに取り組む株式会社せんきんは、江戸時代後期の文化3年(1806年)に栃木県さくら市に創業。ワイン用語で自社畑のブドウを使用し、自社内で製造・瓶詰まで一貫して行う製造者を意味する「ドメーヌ」を目指して、地域の「風土」「水」「米」「蔵」にこだわった酒造りを行っています。

人気ランキング比較表

商品名 リンク 最安価格 旨味やコクの強さ クセの無さ 飲み方の幅広さ 香りの良さ 見た目の高級感
1獺祭 二割三分720ml 専用木箱入り 旭酒造獺祭 二割三分720ml 専用木箱入り 6,270 3.5/5.0 5.0/5.0 3.5/5.0 5.0/5.0 5.0/5.0
2爽醸 久保田 雪峰 純米大吟醸 500ml 朝日酒造爽醸 久保田 雪峰 純米大吟醸 500ml 3,410 3.5/5.0 4.0/5.0 5.0/5.0 4.0/5.0 5.0/5.0
3クラシック仙禽 無垢 無ろ過原酒 720ml せんきんクラシック仙禽 無垢 無ろ過原酒 720ml 3,220 4.5/5.0 4.5/5.0 5.0/5.0 4.0/5.0 3.0/5.0
4錦鯉  純米酒 720ml 今代司酒造錦鯉 純米酒 720ml 5,500 3.5/5.0 5.0/5.0 3.5/5.0 4.0/5.0 5.0/5.0
5八海山 純米大吟醸 金剛心 800ml 八海醸造八海山 純米大吟醸 金剛心 800ml 10,496 3.5/5.0 4.5/5.0 3.5/5.0 4.5/5.0 5.0/5.0
6南部美人 特別純米酒 720ml 南部美人南部美人 特別純米酒 720ml 1,995 5.0/5.0 3.5/5.0 5.0/5.0 3.5/5.0 3.5/5.0
7田酒 特別純米酒 720ml 西田酒造店田酒 特別純米酒 720ml 3,980 5.0/5.0 3.5/5.0 5.0/5.0 3.5/5.0 3.0/5.0
8蓬莱 純米大吟醸 超ドS 特等山田錦100%使用  720ml 渡辺酒造店蓬莱 純米大吟醸 超ドS 特等山田錦100%使用 720ml 12,430 3.0/5.0 4.5/5.0 3.5/5.0 5.0/5.0 4.0/5.0
9酔鯨 純米大吟醸 丞(Joh) 箱入 720ml 酔鯨酒造酔鯨 純米大吟醸 丞(Joh) 箱入 720ml 3,300 3.5/5.0 4.0/5.0 4.0/5.0 4.0/5.0 4.0/5.0
10写楽 純米酒 火入れ 720ml 宮泉銘醸写楽 純米酒 火入れ 720ml 3,480 4.0/5.0 4.0/5.0 4.5/5.0 4.0/5.0 3.0/5.0
11風の森 純米無濾過生原酒 657 秋津穂 720ml 油長酒造風の森 純米無濾過生原酒 657 秋津穂 720ml 3,100 4.0/5.0 3.5/5.0 4.0/5.0 4.0/5.0 3.5/5.0
12くどき上手 黒ばくれん 超辛口吟醸 生酒 720ml 亀の井酒造くどき上手 黒ばくれん 超辛口吟醸 生酒 720ml 3,440 4.0/5.0 3.5/5.0 3.5/5.0 4.0/5.0 3.5/5.0

プレゼントにおすすめな辛口の日本酒ランキング12選

1旭酒造獺祭 二割三分720ml 専用木箱入り

6,270

★★★★☆4.4
旨味やコクの強さ 3.5クセの無さ 5.0飲み方の幅広さ 3.5香りの良さ 5.0見た目の高級感 5.0

最高級の酒米を磨いた程よい甘味とクリアな辛味

酔えばいい、売れればいい酒ではなく、おいしい酒、楽しむ酒を目指した「獺祭(だっさい)」シリーズは一大ブームを起こし、もっとも入手しにくい日本酒として人気となったこともありました。また、日本酒ビギナーや女性の方にも飲みやすく、飲食店でも人気のある日本酒です。

「獺祭 二割三分」は、日本酒の原料として最高クラスの酒米「山田錦」を23%まで精米して造られており、華やかな香りとやさしい口当たりが特徴です。口に含むと甘味が程よい辛味へと変化し、後味のキレとともに心地よい余韻が続きます。専用の木箱に詰めた状態で購入できるので、大切な方へのプレゼントに最適です。

2朝日酒造爽醸 久保田 雪峰 純米大吟醸 500ml

3,410

★★★★☆4.3
旨味やコクの強さ 3.5クセの無さ 4.0飲み方の幅広さ 5.0香りの良さ 4.0見た目の高級感 5.0

自然を愛する酒蔵とアウトドアメーカーのコラボ

酒王国・新潟の代表的な銘柄でもある朝日酒造の「久保田」。「爽醸 久保田 雪峰 純米大吟醸」は日本の美しい自然をより深く楽しむことをコンセプトに、日本酒メーカーの朝日酒造とアウトドア用品メーカーのスノーピークが共同開発した特別な「久保田」です。

原料米を吟選し、爽やかな香味を維持するために、厳冬の寒造りによる 低温発酵と氷温貯蔵を行っています。マスカットやマスクメロンのような爽快でフレッシュな香りとともに、甘味、酸味の調和の中に米の旨味がほんのり広がり、どんな料理にもフィットします。10~15℃程度に冷やすとキレを、常温だと華開く香りを感じられます。

3せんきんクラシック仙禽 無垢 無ろ過原酒 720ml

3,220

★★★★☆4.2
旨味やコクの強さ 4.5クセの無さ 4.5飲み方の幅広さ 5.0香りの良さ 4.0見た目の高級感 3.0

独特の風味とコクが料理と相性抜群

仙禽には個性の異なる「モダン」と「クラシック」の2シリーズがあり、「クラシック仙禽 無垢 無ろ過原酒」はクラシックシリーズの定番酒として人気の銘柄です。自然の乳酸菌を使った、昔ながらの日本酒の造り方である生もとづくりにより独特の風味とコクが醸し出されており、料理との相性も抜群。

「クラシック仙禽 無垢」は原材料に酒米の王様ともいわれている「山田錦」を使用しています。お酒を濾したり加水したりしない無ろ過原酒ですので、日本酒そのものの味わいをダイレクトに感じられます。美味しさがより伝わりやすい常温前後の温度がおすすめです。

4今代司酒造錦鯉 純米酒 720ml

5,500

★★★★☆4.2
旨味やコクの強さ 3.5クセの無さ 5.0飲み方の幅広さ 3.5香りの良さ 4.0見た目の高級感 5.0

鯉をモチーフにしたおしゃれなデザイン

2016年度のグッドデザイン賞を受賞した今代司酒造の「錦鯉 純米酒」。錦鯉の姿を表現したボトルデザインは錦鯉の形にくり抜かれた窓のついた付属カートンに入れることでプレゼントとしてのインパクトがさらに高まります。

新潟の日本酒らしい辛口とキレ、クセのない豊かな旨味は、パーティの乾杯酒やデザート酒におすすめです。和の趣きを感じさせる日本的な味わいとデザインは、外国の方へのプレゼントとして贈っても喜ばれます。

5八海醸造八海山 純米大吟醸 金剛心 800ml

10,496

★★★★☆4.2
旨味やコクの強さ 3.5クセの無さ 4.5飲み方の幅広さ 3.5香りの良さ 4.5見た目の高級感 5.0

新潟を代表するプレミアム酒

マイナス3度で2年という長い時間をかけて熟成された、八海醸造の純米大吟醸「金剛心」。原料米は日本最高クラスの兵庫県産「山田錦」と、コシヒカリの産地として知られる地元魚沼産の「五百万石」を贅沢に使用し、手間と時間とをかけてじっくりと造られています。上品な香りとすっきりした口当たりが特徴的。

ボトルのデザインは、パッケージングの第1人者である木村勝氏が手掛けており、斬新な形状はプレミアムな存在感とインパクトを与えてくれます。

新潟の辛口を代表する日本酒メーカーとしての醸造技術のすべてがつぎ込まれた、大切な方へのプレゼントにふさわしい逸品。

6南部美人南部美人 特別純米酒 720ml

1,995

★★★★☆4.1
旨味やコクの強さ 5.0クセの無さ 3.5飲み方の幅広さ 5.0香りの良さ 3.5見た目の高級感 3.5

世界的なコンテストで認められた食中酒

地元、岩手県二戸市産の特別栽培米「ぎんおとめ」を主原料として造られた南部美人定番の日本酒です。「インターナショナルワインチャレンジ(IWC)2017」で第1位「チャンピオンサケ」を獲得したことで注目され人気の日本酒となっています。

辛口で口当たりがしっかりして、上品な米の旨味が豊か、後味は余韻が長く続きます。控えめながらやさしい果実の香りを感じさせます。和食から洋食まで幅広い料理と相性が良く、食中酒として手軽に楽しめる日本酒です。

7西田酒造店田酒 特別純米酒 720ml

3,980

★★★★☆4.0
旨味やコクの強さ 5.0クセの無さ 3.5飲み方の幅広さ 5.0香りの良さ 3.5見た目の高級感 3.0

味の変化が楽しめる人気の地酒

西田酒造の「田酒 特別純米酒」は、青森県産の酒米「華吹雪」を使用した地酒の銘品です。辛口ながらもコクと旨味が豊かで、後味はさっぱり。辛味や渋味も感じられ、甘口派にも辛口派にも人気があります。口に含んだ瞬間から飲み終わりまで味わいが変化していくのが魅力ですので、まずは日本酒単体でその美味しさを確かめてから、お好みの温度や料理と合わせてください。

8渡辺酒造店蓬莱 純米大吟醸 超ドS 特等山田錦100%使用 720ml

12,430

★★★★☆4.0
旨味やコクの強さ 3.0クセの無さ 4.5飲み方の幅広さ 3.5香りの良さ 5.0見た目の高級感 4.0

一線を画す繊細な美味しさ

岐阜県の最北端に位置する飛騨市古川町にある渡辺酒造店「蓬莱」の「純米大吟醸 超ドS 特等山田錦100%使用」は、特等山田錦をお米の中心のみクリスタル球体のように削り出し、わずか18%を残して醸します。古式酒造法の「木綿しぼり」で抽出した後、0度で低温貯蔵することで、ほかの日本酒とは一線を画す繊細な香りと美味しさを生み出しています。

冷蔵庫から出して10分程度の12℃くらいからゆっくり飲み始めると、温度が上がるごとの香りと辛味と旨味の変化が楽しめます。

9酔鯨酒造酔鯨 純米大吟醸 丞(Joh) 箱入 720ml

3,300

★★★☆☆3.9
旨味やコクの強さ 3.5クセの無さ 4.0飲み方の幅広さ 4.0香りの良さ 4.0見た目の高級感 4.0

「高知県産」にこだわり抜いた大吟醸

「酔鯨 純米大吟醸 丞」は、米・水・酵母すべてに高知県産にこだわったこだわりの地酒です。美味しい酒のベースとなる水は、水質日本一を誇る清流仁淀川流域の上質な水を使用。淀川流域で育ったお米「吟の夢」を原料とし、高知県産酵母で醸しています。

高知県産酵母が表現するさわやかな香り、温暖な気候に育まれた米からくるキレの良さ、仁淀川の丸みと旨味を含んだ清流と、すべて高知県産にこだわり抜いています。日本酒度+7と辛目ながらも穏やかな飲み口の純米大吟醸酒です。

10宮泉銘醸写楽 純米酒 火入れ 720ml

3,480

★★★☆☆3.9
旨味やコクの強さ 4.0クセの無さ 4.0飲み方の幅広さ 4.5香りの良さ 4.0見た目の高級感 3.0

日本酒ファンに人気なやさしい辛口

福島県会津若松市にある宮泉銘醸 の「写樂 純米酒 一回火入」は、会津磐梯山系の伏流水、酒米は福島県産「夢の香」を100%使用し、地元にこだわった日本酒で、「SAKE COMPETITION 2014 純米酒の部」で1位を獲得しています。「写楽」シリーズは季節限定が特徴ですが、通年で購入できる定番酒です。

香りは果実系、米の旨味がバランス良く口の中で広がり、後味はすっと切れ、スッキリとした味わいです。日本酒度プラス1〜2度とやさしい辛口なので、幅広い料理やシーンに合わせて楽しめます。多くの日本酒ファンに人気があるため、贈る相手の好みがわからないときにおすすめしたい日本酒です。

11油長酒造風の森 純米無濾過生原酒 657 秋津穂 720ml

3,100

★★★☆☆3.8
旨味やコクの強さ 4.0クセの無さ 3.5飲み方の幅広さ 4.0香りの良さ 4.0見た目の高級感 3.5

奈良酒の伝統が現代によみがえる米本来の旨味

奈良県御所市にある油長酒造は、奈良酒の伝統を現代の技術を用いることで、今の時代にしか造れない酒造りを続けている日本酒メーカー。「65」は精米歩合65%、「7」は7号酵母を表しており、地元奈良県で古くから親しまれてきた米「秋津穂」を使用した風の森の原点ともいえるお酒です。

クリアな口当たりにやわらかい質感、米本来の旨味を感じられる奥行きのある味わいが特徴。「風の森」シリーズの中でも非常にバランスが整ったお酒です。炭酸ガスが微量に含まれた生酒ですので、口に含むとシュワッとした微炭酸が心地よく口内を刺激します。

12亀の井酒造くどき上手 黒ばくれん 超辛口吟醸 生酒 720ml

3,440

★★★☆☆3.7
旨味やコクの強さ 4.0クセの無さ 3.5飲み方の幅広さ 3.5香りの良さ 4.0見た目の高級感 3.5

旨味と辛味が調和する日本酒のニューウェーブ

山形県鶴岡市にある亀の井酒造の「くどき上手 黒ばくれん 超辛口吟醸 生酒」。ばくれんとは「親のことを聞かずに好き勝手なことをする女」の意味。全国数十店のみの扱いの稀少な人気酒です。

超辛口酒でありながら香味バランスに優れ、フレッシュな清澄感とふくよかな旨味、強烈な辛さを特徴としています。躍動感のあるシャープな香り、口に含むと爽やかな甘味と適度な酸味が調和し、軽快でコクがありながら日本酒度+17の「旨超辛口」に仕上がっています。

まとめ

お祝いやプレゼントとして定番的な日本酒ですが、普段飲まない方は、もし失敗したらと頭を悩ませてしまいますよね。しかし、日本酒好きはきき酒や飲み比べを楽しむ方も多いですし、普段は自分で選ばないような銘柄も、珍しさできっと喜んでくれるはずです。

心配な場合は少し小さめのサイズを選んでみたり、相手の出身地で製造する銘柄にしてみるのも良いかと思います。また、日本酒好きの方へのプレゼントとしては、お酒以外に飲み比べができるグラスや酒器セットもおすすめです。ぜひ楽しみながら選んでみてください。

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