オーバーイヤーヘッドホンの選び方
ハウジング形状で選ぶ
ヘッドホンにはハウジングという音が出る部分があり、ハウジングが覆われているヘッドホンを「密閉型」、覆われていないヘッドホンを「開放型」と言います。それぞれ音質や使用場所などが異なるため違いを知っていきましょう。
没入感を高める密閉型
密閉型は、木材やプラスチックのハウジングでドライバーユニットを覆い隠すタイプのヘッドホンです。音の出る部分が覆われているため音漏れしにくく、遮音性も高いのが特徴。また、ハウジング内の空気を振動させて低音を増強する効果もあるので、EDMやクラブミュージックなどの視聴に向いています。
密閉型は音楽に集中できる反面、低音の迫力が強く耳への負担が気になるケースも。また、音がこもりやすい特性があるので開放型よりも高音の再現は弱めです。
音抜けが良く高音に強い開放型
参照元: www.amazon.co.jp
開放型のハウジング部分はメッシュ加工が施されており、空気が出入りできる構造になっています。スピーカーから音楽を聞いているときのように音抜けが良く、伸びやかな高音が魅力です。
密閉型と比べて聞き疲れも少なく、長時間の視聴にも向いているので、映画鑑賞やゲームプレイにもおすすめ。しかし、遮音性がほとんどなく音が常に外に漏れてしまうので、屋外での使用には向きません。
接続方法で選ぶ
オーバーイヤーヘッドホンの接続方法には、スマホやパソコンなどとコードレスで接続できる「ワイヤレス接続」と、ステレオミニジャックに接続する「有線接続」の2種類があります。手持ちの機器に対応した接続方法のオーバーイヤーヘッドホンを選びましょう。
ケーブルの煩わしさゼロなワイヤレス接続タイプ
参照元: o-dan.net
ワイヤレス接続のオーバーイヤーヘッドホンは、スマホやパソコンが持つBluetooth機能を使って音声データを送り音を再生します。ケーブルを使用しないため取り回しが良く、通信範囲内であれば動き回っても音楽が途切れません。
Bluetooth接続のオーバーイヤーヘッドホンを選ぶ際は、音声を変換するコーデックの種類をチェックしておきましょう。コーデックによって音質や遅延の差が異なるため、オーバーイヤーヘッドホンの使用感に大きく影響します。特に、ゲームや映画など映像を伴うコンテンツの場合、音の遅延は大きなストレスに繋がりかねません。
高音質かつ遅延の小さいコーデックには「aptX LL」や「aptX Adaptive」が挙げられます。また、ソニーの「LDAC」のようなメーカー独自のコーデックもあるため、検討しているオーバーイヤーヘッドホンが対応するコーデックの特徴を確認しておきましょう。接続先の機器と同じコーデックで揃えるのも遅延や音の劣化を防ぐ大事なポイントです。
安くて高音質な有線接続タイプ
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有線接続は、機器に搭載されているステレオミニジャックにケーブルを繋ぐ接続方法です。遅延や音質の劣化がなく、ワイヤレス接続タイプと比べて価格が安いのも大きな魅力。また、ヘッドホン本体の充電も不要なので充電切れで使えないというトラブルも起こりません。
最近ではステレオミニジャックが搭載されていないスマホも多く、iPhone 7以降のように変換プラグを挟まないと使用できない機種もあります。また、ケーブルは経年劣化や衝撃によって断線する可能性もあるので、長期間同じヘッドホンを使いたい方はヘッドホンとケーブルが分離できるリケーブルモデルを選びましょう。
機能で選ぶ
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音に集中できるノイズキャンセリング機能
周りの雑音が気になる方は、ノイズキャンセリング機能を持つオーバーイヤーヘッドホンがおすすめです。ノイズキャンセリング機能とは、ヘッドホンに内蔵されているマイクが電車や車などの音を拾い、逆位相の周波数を出して雑音を消す仕組みになっています。流れてくる音に集中したい方や、リモート会議などで周囲の音を拾いたくない方にも嬉しい機能です。
ノイズキャンセリング機能のあるオーバーイヤーヘッドホンには、外音取り込み機能が付いている製品も多数存在します。店員と話したり電車のアナウンスが聞きたいときに外音取り込み機能をオンにすれば、ヘッドホンをつけたまま会話やアナウンスの聞き取りが可能です。
CDより高解像度のハイレゾ対応
ハイレゾ対応のオーバーイヤーヘッドホンならば、CD音源よりもさらに高解像度のサウンドを楽しめます。ハイレゾ対応か否かは日本オーディオ協会による定義づけがあり、条件を満たしているオーバーイヤーヘッドホンには、専用ロゴマークの掲載があります。ハイレゾ対応のオーバーイヤーヘッドホンを選ぶ際の参考にしましょう。
メガネの上から付けても痛くならない方法
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メガネをかけている方は、ツルとヘッドホンの圧迫で長時間つけていると頭部周辺が痛くなりやすいですよね。せっかくオーバーイヤーヘッドホンを買ったのに痛くて使えない、とならないように少しでも痛くならない選び方をお教えします。
締め付けがきつくない開放型を選ぶ
密閉型のヘッドホンは遮音性の高い製品が多いので、締め付けがきつい傾向があります。一方、開放型のヘッドホンなら遮音性を重視していないので、締め付けがゆるい製品が多くメガネユーザーにおすすめです。しかし、音漏れ対策もされていないので室内での使用をメインにしてください。
イヤーパッドを柔らかいものに交換する
イヤーパッドの固さが原因で痛みを感じる場合は、柔らかい素材やベロア素材などのイヤーパッドに交換すると良いでしょう。ただし、自分で交換できないモデルの場合はメーカーへの依頼が必要になります。そこまで手間をかけられない場合は、イヤーパッドの上から被せるカバーを着けるのもおすすめです。
メガネのかけ方を変える
ヘッドホンをする際に、メガネをかけてからヘッドホンをするのではなく、ヘッドホンをしてからメガネをかけるという方法もあります。イヤーパッドの上部に、耳にかける部分を乗せるようにかけると違和感なくつけられるでしょう。
オーバーイヤーヘッドホンのおすすめメーカー3選
ソニー
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ノイズキャンセリングに特化した製品が魅力
高性能なノイズキャンセリング機能で音楽へ集中したい方は、ソニーのオーバーイヤーヘッドホンがおすすめです。最新の製品には、ソニー独自のノイズ低減機能「高性能ノイズキャンセリングプロセッサーQM1」を搭載。街中やカフェでの会話音から飛行機や車内での騒音まで、広い範囲でノイズを除去してくれます。
DENON
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おしゃれで良質な音を生むウッドハウジングが特徴
DENONのオーバーイヤーヘッドホンは、ハウジングに木材を使ったリアルウッドシリーズが印象的。ウッドハウジングは高いデザイン性だけでなく、音質にも大きな影響を与えます。例えば、柔らかいマホガニー材ならば温かみのある音を、硬い材質のゼブラウッドは引き締まった音色を生み出します。自分の音楽ジャンルに合わせて木材を選べば、より良質なリスニングを味わえるでしょう。
ゼンハイザー
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低遅延に対応したワイヤレス技術が魅力
ゼンハイザーは、低遅延のワイヤレスオーバーイヤーヘッドホンに特化したメーカーです。低遅延コーデック「aptX LL」に対応した製品が多く、ゲームや映画でもストレスなく使用できます。また、最大で30時間のバッテリー性能を持つ製品もあり、長時間の移動やゲームプレイ中でもバッテリー切れの心配がありません。
おすすめ人気ランキング比較表
商品名 | リンク | 最安価格 | 音質の良さ | 遅延の少なさ | 機能の豊富さ | |
---|---|---|---|---|---|---|
1![]() |
ソニーソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM4 | 37,760 | 5.0/5.0 | 5.0/5.0 | 5.0/5.0 | |
2 |
DENONDENON オーバーイヤーヘッドホン AH-MM400 | 48,119 | 5.0/5.0 | 5.0/5.0 | 4.5/5.0 | |
3![]() |
ゼンハイザーゼンハイザー MOMENTUM Wireless M3AEBTXL | 52,250 | 4.5/5.0 | 4.5/5.0 | 5.0/5.0 | |
4![]() |
SHURESHURE AONIC 50 SBH2350 | 39,820 | 4.5/5.0 | 4.5/5.0 | 4.5/5.0 | |
5![]() |
ソニーソニー ブルートゥースヘッドホン WH-H910N | 31,946 | 4.5/5.0 | 4.5/5.0 | 4.0/5.0 | |
6![]() |
ゼンハイザーゼンハイザー ノイズキャンセリングヘッドホン PXC 550-II | 55,917 | 4.0/5.0 | 4.0/5.0 | 4.0/5.0 | |
7![]() |
オーディオテクニカオーディオテクニカ ポータブルハイレゾヘッドホン ATH-WS1100 | 22,200 | 4.5/5.0 | 4.0/5.0 | 3.0/5.0 | |
8![]() |
オーディオテクニカオーディオテクニカ プロフェッショナルモニター ヘッドホン ATH-M50X | 19,000 | 4.0/5.0 | 3.5/5.0 | 3.5/5.0 | |
9![]() |
BOSEBOSE ブルートゥースヘッドホン QUIETCOMFORT 35 | 32,376 | 4.0/5.0 | 2.5/5.0 | 3.5/5.0 | |
10![]() |
AnkerAnker Soundcore Life Q30 | 8,990 | 3.0/5.0 | 2.5/5.0 | 4.0/5.0 | |
11![]() |
JBLJBL オーバーイヤーヘッドホン JBLCLUBONEBLK | 40,800 | 4.0/5.0 | 1.5/5.0 | 3.5/5.0 | |
12![]() |
ゼンハイザーゼンハイザー オープンヘッドホン HD660S | 74,800 | 3.0/5.0 | 3.0/5.0 | 2.5/5.0 | |
13![]() |
ソニーソニー ステレオヘッドホン MDR-Z7M2 | 70,359 | 3.5/5.0 | 3.5/5.0 | 1.0/5.0 | |
14![]() |
ソニーSONY 密閉型オーバーイヤーヘッドホン MDR-M1ST | 34,650 | 3.5/5.0 | 3.5/5.0 | 0.5/5.0 | |
15![]() |
DENONDENON ハイレゾオーバーイヤーヘッドホン AH-D1200 | 19,118 | 3.0/5.0 | 3.5/5.0 | 0.5/5.0 | |
16![]() |
ゼンハイザーゼンハイザー ブルートゥースヘッドホン HD450BT | 24,200 | 2.5/5.0 | 2.5/5.0 | 1.5/5.0 | |
17![]() |
SHURESHURE オープンイヤーヘッドホン SRH1440 | 38,280 | 2.5/5.0 | 2.5/5.0 | 1.0/5.0 | |
18![]() |
AppleApple AirPods Max MGYJ3J | 52,799 | 2.0/5.0 | 2.5/5.0 | 1.0/5.0 | |
19![]() |
JVCケンウッドJVC ワイヤレスヘッドホン HA-S48BT | 6,375 | 2.0/5.0 | 0.5/5.0 | 2.5/5.0 | |
20![]() |
パイオニアパイオニア ブルートゥースワイヤレスヘッドホン SE-S3BT | 4,270 | 1.5/5.0 | 0.5/5.0 | 2.0/5.0 |
オーバーイヤーヘッドホンのおすすめ人気ランキング20選
1ソニーソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM4
![]() |
37,760 |
★★★★★5.0 |
音質の良さ 5.0遅延の少なさ 5.0機能の豊富さ 5.0 |
ソニー独自の機能を多数搭載
ソニー独自の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQM1」が魅力の、ワイヤレスオーバーイヤーヘッドホンです。音質の高さを残しつつも、周囲のノイズを的確に除去。また、ノイズキャンセリングや外音取り込みに加え急速充電にも対応していて、10分の充電で5時間の音楽再生が可能です。
さらに、低遅延かつ音質にも優れたソニー独自のBluetoothコーデック「LDAC」により、ハイレゾ音源から映画やゲームまで、あらゆるコンテンツで活躍します。
2DENONDENON オーバーイヤーヘッドホン AH-MM400
48,119 |
★★★★☆4.8 |
音質の良さ 5.0遅延の少なさ 5.0機能の豊富さ 4.5 |
高級感あふれるウッドハウジングが魅力
ハウジングに木材を使用している、高級なデザインが魅力のオーバーイヤーヘッドホンです。「ウォルナット材」という硬い質感ながらも弾性もある木材を使用しており、バランスのとれた音を生み出します。
見た目だけでなく機能性にも優れ、ハイレゾ対応と通話用マイクを内蔵。40mmの大口径ドライバーユニットで、迫力のあるサウンドを楽しめます。
3ゼンハイザーゼンハイザー MOMENTUM Wireless M3AEBTXL
![]() |
52,250 |
★★★★☆4.7 |
音質の良さ 4.5遅延の少なさ 4.5機能の豊富さ 5.0 |
低遅延と機能性を両立した最新モデル
M3AEBTXLは、3つのノイズキャンセリングモードが選べるワイヤレスオーバーイヤーヘッドホンです。専用アプリを使うと、イコライザー設定やノイズキャンセル機能の調整が可能で自分好みの音質に設定できます。また、「aptX LL」対応で、低遅延のワイヤレス接続が可能です。
4SHURESHURE AONIC 50 SBH2350
![]() |
39,820 |
★★★★☆4.5 |
音質の良さ 4.5遅延の少なさ 4.5機能の豊富さ 4.5 |
シーン問わず使用できるワイヤレスヘッドホン
優れた性能のマイクやイヤホンを開発する、SHUREの最新オーバーイヤーヘッドホンです。ノイズキャンセリングや外音取り込みなど機能性に優れ、場所を選ばず使用できる点が魅力。
また、サウンドを自分好みにカスタマイズできる専用アプリ「ShurePlus PLAY」は、iPhoneとAndroidどちらにも対応しています。連続再生時間が20時間と他製品よりやや短めですが、有線接続と併用もできるためシーンに合わせて使い分けましょう。
5ソニーソニー ブルートゥースヘッドホン WH-H910N
![]() |
31,946 |
★★★★☆4.3 |
音質の良さ 4.5遅延の少なさ 4.5機能の豊富さ 4.0 |
ハイレゾ音源級にブーストするDSEE HX搭載
WH-H910NはCD音源や圧縮音源をハイレゾ音源相当にまでブーストする機能「DSEE HX」を搭載した、ワイヤレスオーバーイヤーヘッドホンです。また、歩行中や乗り物に乗っているときなど4種類の行動パターンを検出し、AIが最適なノイズキャンセリングや外音取り込みモードに切り替えてくれるアダプティブノイズキャンセル機能も搭載。
カラーバリエーションが従来のヘッドホンより豊富なので、おしゃれなヘッドホンを探している方にもおすすめです。音質は、中高音域が得意ですが低音はやや物足りない印象。
6ゼンハイザーゼンハイザー ノイズキャンセリングヘッドホン PXC 550-II
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55,917 |
★★★★☆4.0 |
音質の良さ 4.0遅延の少なさ 4.0機能の豊富さ 4.0 |
軽量かつ機能豊富なワイヤレスヘッドホン
PXC 550-IIは222gと軽量で、長時間使っていても疲れにくいオーバーイヤーヘッドホンです。ノイズキャンセリング機能や、低遅延Bluetoothコーデック「aptX LL」に対応していて機能性にも優れています。映像を伴うコンテンツにも十分使用可能。しかし、ドライバーユニットは32mmと小さめなので、40mmや50mmの大口径ドライバーユニットと比べて、最大音量や迫力が物足りなく感じる方もいます。
7オーディオテクニカオーディオテクニカ ポータブルハイレゾヘッドホン ATH-WS1100
![]() |
22,200 |
★★★☆☆3.8 |
音質の良さ 4.5遅延の少なさ 4.0機能の豊富さ 3.0 |
迫力ある重低音が魅力の密閉型ヘッドホン
ダイナミックなサウンドを楽しみたい方におすすめの、有線オーバーイヤーヘッドホンです。低音の強調に優れた「ディープモーション・ハイレゾオーディオドライバー」を内蔵。密閉型のハウジングと併せて、厚みのある低音を堪能できます。ただし、ノイズキャンセリング機能は搭載されていないため、上位の製品に比べて遮音性は優れていません。
8オーディオテクニカオーディオテクニカ プロフェッショナルモニター ヘッドホン ATH-M50X
![]() |
19,000 |
★★★☆☆3.7 |
音質の良さ 4.0遅延の少なさ 3.5機能の豊富さ 3.5 |
用途に応じて選べる3つの着脱コード付属
ATH-M50Xはプロユースな高解像モニターヘッドホンです。レコーディングやミキシングに最適で、ケーブルも片出しのため取り回ししやすくなっています。
付属のケーブルはエンジニア用のカールコード、ボーカリストやドラマー用の3.0mストレートコード、卓上での作業用の1.2mストレートコードと3種類に分かれているので、使う方に合わせてケーブルの長さや使い勝手を選べます。フラットな音質なのでドンシャリ系が好きな方や低音を響かせたい方には物足りないでしょう。
9BOSEBOSE ブルートゥースヘッドホン QUIETCOMFORT 35
![]() |
32,376 |
★★★☆☆3.3 |
音質の良さ 4.0遅延の少なさ 2.5機能の豊富さ 3.5 |
調整可能なノイズキャンセリング機能が魅力
QUIETCOMFORT 35は専用アプリ「Bose Connect」によって、ノイズキャンセリングの調整が可能。周りの環境に合わせてノイズキャンセルレベルを選択できます。Amazon AlexaやGoogleアシスタントを搭載しており、音声操作に対応しています。
ただし、Bluetoothコーデックは「SBC」および「AAC」のみに対応。低遅延モデルに比べると遅延が発生する恐れがあります。
10AnkerAnker Soundcore Life Q30
![]() |
8,990 |
★★★☆☆3.2 |
音質の良さ 3.0遅延の少なさ 2.5機能の豊富さ 4.0 |
有線&ワイヤレス両方使えて便利
コスパと品質が良いスマホのアクセサリーを販売するAnkerのオーディオメーカー「Soundcore」のオーバーイヤーヘッドホンです。有線とワイヤレスどちらでも使えて、ワイヤレスでは専用アプリでカスタマイズできるアクティブノイズキャンセル機能や、40〜60時間の長時間再生が可能。有線接続時はハイレゾ対応と至れり尽くせりな仕様になっています。
コーデックはAACとSBCのみなので、どちらかと言えばiPhoneユーザーにおすすめな製品です。遅延が気になる方は有線接続でのリスニングを推奨します。
11JBLJBL オーバーイヤーヘッドホン JBLCLUBONEBLK
![]() |
40,800 |
★★★☆☆3.0 |
音質の良さ 4.0遅延の少なさ 1.5機能の豊富さ 3.5 |
ハイレゾ対応のワイヤレスヘッドホン
オーディオ機器を多数販売している、JBLのワイヤレスオーバーイヤーヘッドホンです。ワイヤレスなので取り回しがよく、ハイレゾ対応やノイズキャンセリング機能も搭載。機能性にも優れた使いやすいオーバーイヤーヘッドホンです。
ただし、対応Bluetoothコーデックは「SBC」と「AAC」のみ。低遅延で高音質な「aptX」や「aptX LL」には非対応です。付属のケーブルで有線接続をした方が音質は良くなる傾向にあります。
12ゼンハイザーゼンハイザー オープンヘッドホン HD660S
![]() |
74,800 |
★★☆☆☆2.8 |
音質の良さ 3.0遅延の少なさ 3.0機能の豊富さ 2.5 |
クリアな高音域を楽しめる開放型ヘッドホン
HD660Sは開放型ハウジングで、伸びのあるサウンドを楽しみたい方におすすめのオーバーイヤーヘッドホンです。厚みのあるヘッドバンドとイヤーカップにより、着け心地の良さも魅力。ケーブルは着脱式で、断線が起きても付属ケーブルに交換可能なため長く使えます。
ボリュームの大小を決めるインピーダンスが150Ωと従来のヘッドホンより高いため、スマホやパソコンで聞くと音が小さいです。ヘッドホンアンプやスピーカーと接続して使用しましょう。
13ソニーソニー ステレオヘッドホン MDR-Z7M2
![]() |
70,359 |
★★☆☆☆2.7 |
音質の良さ 3.5遅延の少なさ 3.5機能の豊富さ 1.0 |
70mm大口径ユニットの高音質が魅力
MDR-Z7M2は従来のヘッドホンにはあまりない、70mmの大口径ドライバーユニットが搭載された高音質な密閉型オーバーイヤーヘッドホンです。まるで生演奏を聞いているかのような臨場感を味わえるのが魅力。また、イヤーパッドが頭部にフィットするよう凹凸上になっており、装着感にも配慮されています。
価格が8万円台と普段使いには手の出しにくいハイエンド商品なので、とことん音にこだわりたい方に向きです。
14ソニーSONY 密閉型オーバーイヤーヘッドホン MDR-M1ST
![]() |
34,650 |
★★☆☆☆2.5 |
音質の良さ 3.5遅延の少なさ 3.5機能の豊富さ 0.5 |
動いてもノイズを感じにくいモニターヘッドホン
MDR-M1STは、レコーディングやマスタリングにも最適なモニターヘッドホンです。耐久性に優れており、ジョイント部に仕込んであるシリコンリングが、身体を動かした際に起きるノイズを低減してくれます。
また、イヤーパッドはフィット感がある立体縫製で、長時間使用しても疲れにくい設計です。ハイレゾ対応なので高音質ですが、原音を忠実に再現してくれるタイプのヘッドホンなので低音を響かせたい方やいわゆるドンシャリ系の音が好きな方には物足りないでしょう。
15DENONDENON ハイレゾオーバーイヤーヘッドホン AH-D1200
![]() |
19,118 |
★★☆☆☆2.3 |
音質の良さ 3.0遅延の少なさ 3.5機能の豊富さ 0.5 |
手元で操作できるiOS対応リモコンケーブルが便利
高音質なハイレゾ音声に対応したオーバーイヤーヘッドホンです。密閉型のハウジングに加え、大口径の50mmドライバーユニットが搭載されているため、迫力のあるサウンドを楽しめます。また、通常のストレートケーブルに加えてiOS対応のマイク付きリモコンケーブルも付属。手元でボリュームの調整や再生&停止もでき、通話も可能です。
密閉型なので遮音性には優れていますが、ノイズキャンセリング機能はないため上位モデルには一歩劣ります。雑音のない個室での使用におすすめのオーバーイヤーヘッドホンです。
16ゼンハイザーゼンハイザー ブルートゥースヘッドホン HD450BT
![]() |
24,200 |
★★☆☆☆2.2 |
音質の良さ 2.5遅延の少なさ 2.5機能の豊富さ 1.5 |
機能豊富な低遅延ワイヤレスヘッドホン
HD450BTは低遅延コーデック「aptX LL」に対応した、密閉型オーバーイヤーヘッドホンです。ノイズキャンセリング機能や通話用マイクが搭載されているので、音楽の視聴はもちろん、オンライン会議にも使えます。また、専用のアプリと連動させてイコライザーの調整も可能。
一方、イヤーパッドの締め付けが強く遮音性は高いものの、長時間の使用には向いていません。加えて、イヤーパッドのサイズが小さいため、耳の大きい方には使いにくいでしょう。
17SHURESHURE オープンイヤーヘッドホン SRH1440
![]() |
38,280 |
★★☆☆☆2.0 |
音質の良さ 2.5遅延の少なさ 2.5機能の豊富さ 1.0 |
長時間使用しても疲れにくいヘッドバンド仕様
長時間使用に特化した、開放型オーバーイヤーヘッドホンです。ヘッドバンド部分にプレミアムパッドが仕込まれており、長時間つけていても疲れにくい構造となっています。また、交換用のイヤーパッドとケーブルが同梱しているため、長い期間使い続けられる点も魅力です。
イヤーパッドの素材がベロアなので、メガネをかけたままつけても痛くなりにくいです。ただし、開放型ヘッドホン特有の音漏れがあるため外での使用には向きません。
18AppleApple AirPods Max MGYJ3J
![]() |
52,799 |
★☆☆☆☆1.8 |
音質の良さ 2.0遅延の少なさ 2.5機能の豊富さ 1.0 |
iPhoneやMacbookとの親和性が高い
日本で高いシェアを誇るiPhoneやMacbookを販売する、Apple社の密閉型ヘッドホンです。ノイズキャンセリングや外音取り込みといった豊富な機能に加え、端末を自動認識して音楽を再生する「自動切り替え機能」がついています。
一方、AndroidやWindowsPCなどのApple社以外の製品に接続した場合、一部の機能が使えなくなる点に注意が必要です。ノイズキャンセリング機能は使用できるものの、自動切り替え機能は使えません。iPhoneやMacbookを普段から使っている方におすすめのオーバーイヤーヘッドホンです。
19JVCケンウッドJVC ワイヤレスヘッドホン HA-S48BT
![]() |
6,375 |
★☆☆☆☆1.7 |
音質の良さ 2.0遅延の少なさ 0.5機能の豊富さ 2.5 |
コスパの高いノイズキャンセリングヘッドホン
HA-S48BTはノイズキャンセリング機能や通話用マイクを搭載した密閉型オーバーイヤーヘッドホンです。ワイヤレス接続と有線接続のどちらにも対応しており、最大で17時間の連続再生が可能です。さらに、価格は6,000円台とリーズナブル。
機能性に優れる一方、Bluetoothコーデックは「SBC」のみの対応。ベーシックなBluetoothコーデックのため対応機器は多いものの、約220msの遅延があるので映像との併用には向いていません。
20パイオニアパイオニア ブルートゥースワイヤレスヘッドホン SE-S3BT
![]() |
4,270 |
★☆☆☆☆1.3 |
音質の良さ 1.5遅延の少なさ 0.5機能の豊富さ 2.0 |
Appleユーザーに最適なヘッドホン
SE-S3BTは1万円以下の価格で手に入る密閉型オーバーイヤーヘッドホンです。フル充電で最大25時間の連続再生が可能。さらに、10分の充電で4時間使用できるファストチャージ機能も搭載されているので、急なバッテリー切れでも安心です。
Bluetoothコーデックは「AAC」という、iPhoneやMacなどのApple製品に最適なコーデックのみです。Androidユーザーやその他の機器で再生したい場合は遅延を感じる可能性もあります。
まとめ
スマホやタブレットで気軽に音楽を楽しめる現在、毎年多くのメーカーが最新のオーバーイヤーヘッドホンを販売しています。メーカーや製品によって内蔵パーツや機能が異なるため、選び方やメーカーの特徴は押さえておきたいポイント。本記事を通して、自分に合ったオーバーイヤーヘッドホンを見つけてください。
オーバーイヤータイプ以外のヘッドホンについても知りたくなったら、以下の記事がおすすめです!