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木原かおる 記事一覧

美容・コスメライター

化粧品メーカーなどで約15年勤務し、薬機法業務、検査業務を中心に新商品の立ち上げや海外化粧品の日本への導入、100製品以上の上市に携わりました。コスメコンシェルジュ、コスメマイスター、コスメ薬事法管理者、化粧品成分上級スペシャリスト、コスメライター資格を保有し、コスメ関連のライティングを手がけています。

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おすすめ商品比較表

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シミができる主な原因は紫外線

青と緑と太陽と
参照元: https://www.photo-ac.com/

肌にシミができる主な原因は紫外線。紫外線が降り注ぐと、肌を守るためにメラニンの産生が増えて黒くなるのです。一時的に増加するため、通常なら時間が経つと垢になって剥がれ落ち、肌の色が戻ります。

しかし、長時間外にいることが多く慢性的に紫外線を浴びていたり、部分的に強い紫外線が当たったりすると、メラニンが増え過ぎてしまいシミとなって残ってしまうのです。

【40代50代】メンズ向けシミ対策化粧水の選び方

成分で選ぶ

シミ対策に欠かせない美白有効成分は要チェック

メラニンの生成指令をストップする ・カミモラET
・トラネキサム酸など
メラニンの生成を抑える ・ビタミンC誘導体
・アルブチン
・4-メトキシサリチル酸カリウム塩など
メラニンの移行をブロックする ナイアシンアミド
メラニンの排出を促進する ・デクスパンテノールW
・アデノシン一リン酸二ナトリウム OT

シミ対策化粧水を選ぶときは、まずパッケージの表記に着目するのがポイント。「美白」や「シミ」という表記とともに、「医薬部外品」や「薬用」と書かれている化粧水を選びましょう。

シミ対策に欠かせない美白有効成分は、異なるメカニズムで4つに分けられます。表を参考にして、美白有効成分が配合されているシミ対策化粧水を選んでください。

メラニンの生成を抑える成分には種類がある
表の「メラニンの生成を抑える」に挙げている成分にはいくつか種類があり、リン酸 L-アスコルビルマグネシウム、L-アスコルビン酸 2-グルコシド、3-O-エチルアスコルビン酸などの名前で配合されています。

肌にうるおいを与える保湿成分も大切

水分を吸収する ・アミノ酸
・グリセリンなど
水分を抱え込む ・ヒアルロン酸
・コラーゲンなど
水分を分子内に挟んで保持する セラミド

シミ対策化粧水を選ぶときは、肌にうるおいを与える保湿成分も大切。2009年にポーラが発表した研究結果によると、男性の肌は女性の肌に比べて水分量が少なく、水分蒸散量が多いため乾燥しやすいのです。

保湿成分はメカニズムの違いで3つに分けられます。選ぶときは、肌に多方面からアプローチできるよう、異なるメカニズムの保湿成分を組み合わせて配合しているアイテムがおすすめです。

参考文献:2009年 株式会社ポーラ・オルビス ホールディングス ポーラ化成が男性の肌を徹底調査

年齢肌にはハリケア成分を!ナイアシンアミドがおすすめ

美白とシワ改善にアプローチする ナイアシンアミド
ハリケアに効果的 ・アスタキサンチン
・ユビキノン
・フラーレンなど

シワやハリのなさといった肌悩みが気になる場合は、エイジングケアに効果的な成分配合の化粧水を選びましょう。

特におすすめなのは、ナイアシンアミドを有効成分として配合したシミ対策化粧水です。ナイアシンアミドは、シワ改善の有効成分としても承認されているので、美白とシワ改善の両方にアプローチできるアイテムもあります。

また、乾燥による小じわを目立たなくする効能評価試験済みのアイテムもおすすめです。パッケージや商品ページに書いてあるため、選ぶときにチェックしてみましょう。

敏感肌なら不使用成分をチェック

赤みやかゆみを感じやすく肌がデリケートなメンズは、使われていない成分もしっかりチェックしてください。特に注目したいのは、アルコールの1種であるエタノールです。

メンズ向けのアイテムは清涼感を重視する場合が多く、さっぱりとした使用感にするため、エタノールを配合していることがあります。しかし、エタノールは肌がデリケートな人にとって刺激になる可能性があるため、気になる場合は避けた方が良いでしょう。

アルコール不使用、ノンアルコールなどの表記があるアイテムを選ぶのがおすすめです。

シミ対策化粧水は継続が大切!好みの使用感で選ぼう

シミ対策化粧水は、毎日継続して使うことが大切。そのため自分にとって使い心地の良いものを選びましょう。

洗顔後に肌のカサつきやつっぱりを感じる人は、しっとりタイプのものがおすすめです。とろみがあるものであれば、肌にぴったり密着して、うるおいをキープできます。

一方で皮脂によるベタつきを感じる人は、サラサラタイプのものを選びましょう。スッと肌になじむので、保湿はしっかりしつつ使った後もさっぱりとしています。

【40代50代】メンズ向けシミ対策化粧水の値段相場

一般的には1,000円〜2,000円

メンズ向けシミ対策化粧水は、一般的に1,000円〜2,000円で購入できます。価格の高いものだと2,000円以上するアイテムもあるため、予算としては3,000円を見ておけば、幅広く選べるでしょう。

安いと1,000円以下の化粧水もある

安い価格だと、1,000円以下で購入できる化粧水もあります。安い化粧水の中にも、有効成分を配合した高機能なアイテムが豊富です。

初めてシミ対策化粧水を使うメンズは、まず低価格のアイテムをいくつか使い比べてみて、自分の肌質や使い心地に合うものを探すのもおすすめですよ。

みんなの予算は?

【40代50代】メンズ向けシミ対策化粧水のおすすめメーカー3選

マンダム

男性向け化粧品の中では、国内トップシェアを持つメーカーです。元々は整髪料が中心でしたが、現在ではスキンケアアイテムも数多く展開しています。

今回取り上げたLUCIDOも無香料の整髪料からスタートし、現在は40代以上のミドル男性をターゲットにしたブランドになりました。皮膚に関する研究も手がけていて、2013年にはオヤジ臭の原因物質を特定しました。メンズスキンケアを選ぶときには、特にチェックしたいメーカーです。

小林製薬

医薬品と衛生雑貨を中心に手がける、日本を代表するメーカーです。ニッチ戦略や潜在的なニーズの掘り起こし、分かりやすいネーミングにより、ほかのメーカーにはないアイテムを数多く展開しています。

今回取り上げたケシミンは、2004年にケシミンクリームとして発売されたのが最初で、小林製薬が本格的にスキンケアに参入する起点となったブランドでもあります。メンズケシミンは男性のシミを考えて作られていて、化粧水、乳液、クリームもそろっているので、トータルケアができますよ。

イルミルド

独自の視点を持つブランドのコスメを展開するメーカーで、男性向けブランドのラインも設けています。今回取り上げたWHITH WHITEは、「日本生まれの美白」というコンセプトのブランド。女性向けだけでなく、男性向けラインも用意されているのが特徴です。

化粧水を含めたセットアイテムも用意されているので、シミ対策をしたいけれど、何から始めれば良いか分からないというメンズにもおすすめですよ。

【40代50代】メンズ向けシミ対策化粧水のおすすめ10選

シミ以外の肌悩みにも!使い心地良好な多機能化粧水

シミ対策だけでなく、カサつき、シワ、カミソリ負け、肌荒れ、テカリ、ハリ、キメの乱れによるくすみの対策もできる薬用化粧水。有効成分にはグリチルリチン酸ジカリウムと、美白、シワ改善有効成分ナイアシンアミドを配合しています。

セラミド、アミノ酸、ヒアルロン酸といった保湿成分も複数配合し、みずみずしい肌をキープ。パウダーを配合しているため、うるおいを与えつつ皮脂を吸着してサラサラ肌に仕上がります。スキンケアによるベタつきが苦手なメンズにもおすすめです。

シミだけでなくカミソリ負けも防げる

毎朝シェービングをするメンズにおすすめの薬用化粧水。美白有効成分トラネキサム酸に加えて、もうひとつ有効成分のグリチルリチン酸2Kを配合しています。カミソリ負けを防ぐため、朝のシェービング後のお手入れにぴったりです。

オウゴンエキスとウコンエキスから成る独自の複合保湿成分「プラスミナクリア」配合で、肌をしっかりうるおします。ベタつきにくくさっぱりとした使用感も魅力的です。

多様な保湿成分の組み合わせによりうるおいを届ける

女性よりも乾燥しやすい男性の肌を考えて作られた薬用化粧水。有効成分の水溶性プラセンタエキスとグリチルリチン酸ジカリウムが、メラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすを防ぎ、洗顔後やシェービング後の肌をみずみずしくうるおします。

分子量の異なる3種のヒアルロン酸(※1)と3種のコラーゲン(※2)を組み合わせているので、肌表面から角質まで、うるおいを届けられます。香りやベタつきが少なく、化粧水を使い慣れていないメンズでも使いやすいです。

※1加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na-2、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム ※2サクシニルアテロコラーゲン液、加水分解コラーゲン末、水溶性コラーゲン液-4

ハリやツヤを与えてイキイキした肌印象に

シミだけでなく、ハリやツヤのケアにもぴったりな1点。美白有効成分にはL-アスコルビン酸 2-グルコシドを配合しているうえ、乾燥による小じわを目立たなくする効能評価試験済みです。ノンアルコールなので、ヒリヒリ感が気になるメンズに使いやすいのも嬉しいポイント。

ただし、ボトルから化粧水を取り出すとき多く出てきてしまうのは気になる点。調節しながら少しずつ取るようにしましょう。

ニキビ・肌荒れ・美白の3つにアプローチする薬用化粧水

シミ対策だけでなく、肌荒れや、ニキビを防ぐ有効成分も配合した薬用化粧水。美白有効成分3-O-エチルアスコルビン酸のほかに、5つの有効成分(※)を配合していて、あらゆる肌悩みをケアしたいメンズにおすすめです。さっぱりとした使用感のため、ベタつきやすい夏のスキンケアにもぴったり。

しかし、人によってはエタノールの香りが気になる場合もあり、苦手なメンズには向きません。

※塩酸ピリドキシン、サリチル酸、イソピルメチルフェノール、酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸ジカリウム

ダブルの美白有効成分が40代50代の年齢肌をケア

今回ご紹介している化粧水の中でも容量が大きく、たっぷり贅沢に使えるのが特徴。美白有効成分トラネキサム酸とビタミンC誘導体(※)をダブルで配合しているので、しっかりシミ対策に取り組みたい40代50代にもおすすめです。

しかし、ベタつき感のある使い心地が気になる場合も。乾燥肌のメンズには向いていますが、皮脂量が多い人は量を減らすといったひと手間がかかりそうです。

※ビタミンC・2-グルコシド

ハリとツヤを与えて若々しい印象を目指せる

シミだけでなく、ハリやツヤのなさが気になる男性にもぴったりの薬用化粧水です。有効成分にはグリチルリチン酸ジカリウム、美白有効成分にL-アスコルビン酸 2-グルコシドを配合。ほかにも、保湿成分としてヒアルロン酸やコラーゲン、植物エキスを配合していて、ハリとツヤ、うるおいを与えます。

さっぱりとした使い心地なのは良いものの、化粧水だけだとつっぱりを感じやすいです。乾燥しやすい人は、保湿力の高い乳液やクリームも使ってケアしましょう。

これひとつでスキンケアが完了する高機能化粧水

化粧水だけでなく、美容液、乳液、クリームまで4つの機能を兼ねた薬用化粧水。美白有効成分のトラネキサム酸に加えて、ヒアルロン酸、コラーゲン、アロエエキスといった保湿成分を組み合わせているので、乾燥しやすい男性の肌をみずみずしくキープします。

気になる点としては値段です。2,000円以上するため、オールインワンでケアできる高機能なアイテムが欲しいメンズには向いています。

1,000円以下で手に入るコスパの良い1点

お値段1,000円以下と、今回ご紹介するアイテムの中でもコスパの良い薬用化粧水。美白有効成分にはビタミンC誘導体のL-アスコルビン酸 2-グルコシドを配合していて、日焼けによるシミやそばかすにアプローチします。サラッとした使用感で、ベタつかずに保湿できるのも嬉しいポイント。

しかし、人によってはエタノール臭が気になる場合もあります。顔に使うものだからこそ、香りに敏感な人にはおすすめしません。

ドラッグストアでも取り扱いがあり購入しやすい

美白有効成分にビタミンC誘導体の1つである3-O-エチルアスコルビン酸を配合したアイテム。さらに、もう1つ有効成分グリチルリチン酸ジカリウム、3種の保湿成分配合(※)で、みずみずしく肌を整えます。ドラッグストアでも取り扱いのあるブランドのため、気軽に購入できるのもメリットです。

爽やかなレモンの香りがついているものの、人によっては芳香剤のような香りがするため苦手な場合も。香りのない化粧水を探しているメンズには向きません。

※アルピニアアカマツダイ種子エキス、レモンエキス、グレープフルーツエキス

化粧水以外にやるべきシミ対策

日傘をさす男性
参照元: https://www.photo-ac.com/

帽子や日傘で物理的に紫外線をカットする

スキンケア以外にシミ対策で重要なのは、紫外線を物理的に防ぐことです。帽子をかぶる、日傘を使う、長袖を着るなど、簡単に紫外線対策ができます。

また、特に紫外線量の多い10時〜14時は出かけるのを控えたり、移動するときは日向を避けたりするのもおすすめです。

室内外問わず日焼け止めを塗布する

外に出かけるときは、日やけ止めを塗布するのも欠かせません。登山やスポーツ観戦を楽しむときには、SPF50+、PA++++と紫外線カット効果の高い日やけ止めを、海や川など水に触れる場合はUV耐水性の高い日やけ止めのように、シーンに合わせたアイテムを選びましょう。

また、UV-Aと呼ばれる紫外線は窓ガラスを通り抜けます。やや面倒ですが、室内にいる場合でもSPF20〜30、PA++~+++程度の日焼け止めを塗布するのがおすすめです。

メンズ向けシミ対策化粧水の使い方

乳液を塗布する男性
参照元: https://www.photo-ac.com/

シミ対策化粧水は洗顔後の清潔な肌に使おう

1 洗顔
2 化粧水
3 乳液orクリーム
4 アイクリーム

シミ対策化粧水は、朝の洗顔またはシェービング後、夜の入浴後など、清潔な肌に使うのがポイント。また、毎朝ほとんどの男性が行っているシェービングは、刃物を肌に当てるため、どうしてもダメージが避けられません。

保湿をせずそのままにしておくと乾燥や肌荒れの原因になってしまうため、化粧水を使ってうるおいを与えましょう。シミ対策化粧水を使えば、保湿も美白ケアもできて一石二鳥です。

また、化粧水を塗布しただけでは、水分が蒸発して乾燥を引き起こしてしまいます。化粧水後は、乳液やクリームなど、油分を配合したアイテムも使ってうるおいを閉じ込めましょう。

肌状態に合わせながら量を調節して優しく塗布しよう

化粧水の使用量はパッケージの指示に従いましょう。適量と書かれている場合は、100円玉の直径くらいの量を手に取るのがおすすめです。

顔全体に塗ってみて、ベタつくようであれば量を減らし、カサカサを感じる場合は量を増やしましょう。肌の調子は毎日変わるので、その時の調子に合わせて量を調節するのがベストです。

また、顔に化粧水を塗るときは、こすったり、叩いたりするのは刺激となってしまうためNG。手のひらでやさしく押さえるようになじませましょう。

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