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キャンプ専門ライター

キャンプ歴15年以上。子どもたちとのファミリーキャンプ、夫婦でのデュオキャンプ、ソロキャンプに車中泊など幅広く経験してきました。長年の経験とノウハウを活かし、キャンプの楽しみ方や本当に使えるギアを多くの方にご紹介していきます。

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ナイフシャープナーとは

刃先をこすり一時的に切れ味を取り戻せるアイテム

ナイフシャープナー
参照元: https://www.photo-ac.com

ナイフシャープナー(ナイフ研ぎ器)は切れ味が悪くなったナイフを一時的に復活させるために用いる道具で、レッドスパイスやモーラナイフが有名です。ナイフシャープナーによる簡易的な研ぎ直しは「タッチアップ」と呼び、誰でも簡単に研ぎ直せる簡単さが魅力。

ただし、あくまでも応急処置なので、タッチアップを繰り返すとナイフの刃先の強度が落ちます。欠けたり割れたりする原因になるため、なるべく砥石で研ぎ直しましょう。

ナイフシャープナーと砥石の違い

砥石と包丁
参照元: https://www.photo-ac.com

シャープナーは簡単に研げるが切れ味が長持ちしない

ナイフシャープナーの使い方は、ナイフを数回スライドさせるだけとシンプルです。短時間で簡単に切れ味が回復するため、初心者でもスムーズにナイフを研げます。

しかし、刃の状態を一時的に回復するだけなので、すぐに切れ味が悪くなり長続きしません。キャンプや釣りといった出先ではナイフシャープナーを使用し、数回に一度は自宅で砥石を用いて研ぎましょう。

砥石は切れ味が長く続くが砥ぐのに時間がかかる

砥石は、刃先を削り新しい刃を鋭くすることで切れ味を良くします。刃先が新品の状態になるので、買った時の切れ味が戻り長持ちする点が魅力です。

ただし、下準備として砥石を水につけておく必要があり、研ぎ直す作業に入るまで時間がかかります。ナイフの角度や力加減も難しく、初心者には難易度が高いです。研ぐ作業が難しい場合はプロに研ぎ直しをお願いしましょう。

ナイフシャープナーの使い方

ナイフシャープナーの使用手順
1 ナイフシャープナーを平らな場所に置く
2 ナイフや包丁をシャープナーに差し込む
3 ナイフや包丁を前後に動かして砥ぐ

ナイフシャープナーを平らな場所に置く

ナイフシャープナーは、テーブルや天板を利用して平らな場所に置きます。傾いていると研ぎにくいため、ナイフが刃こぼれする恐れがあるからです。キャンプや野外で平らな場所は少ないですが、ちょっとした道具が置けるスペースがあれば十分です。

ナイフや包丁をシャープナーに差し込む

ナイフシャープナーを平らな場所に置いた後は、差し込み口にナイフを入れましょう。ナイフや包丁は荒砥、中砥、仕上げ砥の順番に研ぎます。メーカーによって配置は異なりますが、ナイフや包丁を差し込む所に番号が記してあるタイプが多いので心配ありません。

ナイフや包丁を前後に動かして砥ぐ

ナイフシャープナーにナイフや包丁を差し込んだ後は、力を入れず軽い力で手前に10回ほど引きます。回数は刃先の状態にもよるため、臨機応変に調整しましょう。最後に、刃先に付いた細かい刃の粒を濡れたタオルで拭き取って終わりです。

ナイフシャープナーの選び方

ナイフシャープナーを選ぶポイント
種類で選ぶ
ナイフや包丁の材質で選ぶ
砥石の粗さで選ぶ

種類で選ぶ

黒いナイフシャープナー
参照元: https://www.photo-ac.com

ナイフシャープナーはロール式、交差式、ハンディタイプ、電動タイプの4種類が存在します。タイプごとに研ぎ方が違うため、特徴を参考に好きなものを選びましょう。

ロール式シャープナー

ロール式は、2つの砥石が刃先を挟み回転して研ぐ仕組みのシャープナーです。刃先に対して縦方向に研げるので、砥石に近い研ぎ具合となります。刃先へ付くギザギザの傷による食いつきの良い切れ味がポイント。

交差式シャープナー

交差式は、2枚の砥石がV字に交差しているナイフシャープナーです。刃先に当たる部分がV字部分にこすれ、一時的に切れ味が回復します。ただし、刃先に対して横方向に傷が付くため強度が弱くなり、刃先にめくれた刃が残る点はデメリットです。

また、切れ味の良いナイフだと鋭利な部分が削れ、刃先が丸くなり切れ味が悪くなる場合があります。交差式シャープナーは刃先が鈍角なナイフに使用しましょう。

ハンディシャープナー(棒シャープナー)

ハンディシャープナーは砥石が棒状になっており、コンパクトで持ち運びやすいです。好みの角度に固定して刃元から刃の先端に向かって研ぎます。

ロール式や交差式は両刃専用ですが、ハンディタイプは片刃や波刃も使用可能です。ナイフや包丁だけでなく、斧や鎌、釣り針やフックといった幅広い刃物を研げます。

ただし、ハンディシャープナーは固定して置けないので、角度調整や力加減が難しいです。研ぎ作業に少しコツが必要なため、ナイフシャープナーの扱いに慣れている方におすすめ。

電動式シャープナー

電動式シャープナーは、電池のパワーで砥石が回転するシャープナーです。刃物を当てるだけで簡単に研げるので、難しい力加減が必要ありません。電動の音が少し気になりますが、ほかのシャープナーに比べて短時間で研げます。

ナイフや包丁の材質で選ぶ

シャープナーによって対応可能な材質が違う

ナイフシャープナーは、ステンレス専用やセラミック専用などナイフの材質によっては研げません。刃の形や厚みによって使用できない場合もあります。研ぐナイフの材質や種類を確認してから対応しているナイフシャープナーを選びましょう。

砥石の粗さで選ぶ

砥石は目の粗さを表す粒度があり、小さい数字ほど目が粗く、大きい数字ほど目が細かくなっています。刃こぼれの修復に使う「荒砥石」は粒度120~600番、ナイフの切れ味が悪くなった際に使用する「中砥石」は粒度800~2000番、鋭い切れ味に仕上げられる「仕上砥石」は粒度3000番以上です。

キャンプで使うときは中研ぎと仕上げ研ぎがおすすめ

キャンプでナイフを研ぐときは、切れ味を回復させる「中研ぎ」と鋭く研げる「仕上げ研ぎ」がおすすめです。キャンプや釣りで簡易的にナイフを研いだ後は放置せず、後日砥石で研ぎ直してナイフを長持ちさせましょう。

ナイフシャープナーのおすすめメーカー3選

Victorinox

Victorinoxのナイフシャープナー
参照元: https://www.amazon.co.jp/

高品質でありながら値段が安い

「Victorinox(ビクトリノックス)」は、1884年にスイスで生まれたナイフメーカー。コンパクトでありながら多機能ツールが豊富かつ高品質で、スイス陸軍にも採用された「スイス・アーミーナイフ」が有名です。

Victorinoxのナイフシャープナーは優れた品質を持ちながら値段が安く、手が出しやすいのがポイント。携帯性も高く手軽に使用できるため、世界中で高い評価を得ています。

スパイダルコ

スパイダルコのナイフシャープナー
参照元: https://www.amazon.co.jp/

独特なデザインと優れた品質が魅力

「スパイダルコ」は、1978年に創設されたアメリカのナイフメーカーです。トレードマークのクモが印象的で、独特なデザインと品質の高さに定評があります。

スパイダルコのナイフシャープナーは、コンパクトで持ち運びしやすいです。さらに、刃物の材質や種類を問わずに使えるため、アウトドアでナイフや包丁を使い分けている方におすすめ。

Lansky Sharpeners

Lansky Sharpenersのナイフシャープナー
参照元: https://www.amazon.co.jp/

独自技術を活かしたナイフシャープナーを販売

「Lansky Sharpeners(ランスキーシャープナー)」は、1979年にアメリカで生まれたナイフシャープナーのメーカーです。「誰もが使えるもの」として家庭や店舗、キッチンやフィールドと幅広い場所に向けて研ぎツールを展開しています。

なかでも、刃物を固定して砥石を動かす「シャープニングシステム」という斬新な独自システムが有名です。ほかにも、ナイフと砥石が当たる角度を固定し、穴の位置で研ぐ角度を変更できる「角度制御研磨システム」も開発しています。

ナイフシャープナーのおすすめランキング6選|棒状

1VICTORINOXVICTORINOX デュアルナイフシャープナー

1,496 1,496円

★★★★☆4.7
研ぎ分け段階の多さ 4.5持ち運びやすさ 5.0包丁の対応素材の多さ 4.5

携帯性抜群!胸ポケットにさせるペンタイプ

「VICTORINOX デュアルナイフシャープナー」は、縦14..4 x 1.8 x 1.7cmのペン型ナイフシャープナーです。スティック状のシャープニングストーンと仕上げに便利なV字のセラミックシャープナーによってナイフの切れ味が回復します。

また、スティックは中央に溝があり、釣り針が研ぎやすいです。両刃や片刃どちらにも対応しているほか、精度の高い研ぎ具合も持ちながら1,000円台で購入できる手軽さがポイント。

2スパイダルコスパイダルコ トライアングル シャープメーカー

13,299 13,299円

★★★★☆4.7
研ぎ分け段階の多さ 5.0持ち運びやすさ 4.0包丁の対応素材の多さ 5.0

硬度が高い砥石であらゆる刃物が研げる

「スパイダルコ トライアングル シャープメーカー」は、コンパクトなケースに収納できる組み立て式のナイフシャープナーです。棒状のダイヤモンド砥石と真鍮製セーフティーガードをスタンドにセットし、片手でスタンドを抑えながらナイフを垂直に手前に引いて研ぎます。

さらに砥石の硬度が高く、ナイフの材質を問わず使用可能です。刃物に合わせて30度と40度に設定でき、直刃はもちろん、波刃やハサミ、爪切りと幅広い刃物に対応しています。

3LANSKY SharpenersLANSKY Sharpeners デラックス 砥石5種セット

8,800 8,800円

★★★★☆4.5
研ぎ分け段階の多さ 5.0持ち運びやすさ 3.5包丁の対応素材の多さ 5.0

5種類の砥石がセットになったシャープナー

「LANSKY Sharpeners デラックス 砥石5種セット」は粒度が70、120、280、600、1000番まで選べる5本セットのシャープナーです。超荒砥石から仕上げ砥石まで揃っているため、キャンプでもナイフを本格的に研げます。加えて、ガイドロッドで角度を17、20、25、30度に設定できる点も便利です。

4SHARPALSHARPAL 181N スティックタイプナイフシャープナー

4,336 4,336円

★★★★☆4.5
研ぎ分け段階の多さ 4.5持ち運びやすさ 4.0包丁の対応素材の多さ 5.0

ナイフのほかに斧や鎌まで研げる

「SHARPAL 181N スティックタイプナイフシャープナー」は、キャンプで使用する一般的なアウトドアナイフと同じくらいのサイズ感です。コンパクトに収納で、ナイフと一緒にしまえます。

シャープナー部分には工業用単結晶ダイヤモンドの荒研ぎと、細研ぎ向けの両面ダイヤモンド砥石を採用。2種類の研石のおかげでナイフや包丁だけではなく、斧や鎌、農具といったさまざまな刃物を研げます。

5LANSKY SharpenersLANSKY Sharpeners ブレードメディック

2,090 2,090円

★★★★☆4.5
研ぎ分け段階の多さ 4.5持ち運びやすさ 5.0包丁の対応素材の多さ 4.0

ポケットサイズの超小型ナイフシャープナー

「LANSKY Sharpeners ブレードメディック」は、重さ約120gの縦10×横3.4×厚さ1.3cmで超小型ナイフシャープナーです。真っ直ぐなナイフも刃の薄いナイフも数回スライドさせるだけで切れ味が回復します。また、棒状のダイヤモンドロッドは磁石で開閉するので、片手でも少ない力でスムーズに準備や片づけが可能です。

6グッドプラスグッドプラス ダイヤモンドシャープナー

2,200 2,200円

★★★★☆4.2
研ぎ分け段階の多さ 4.0持ち運びやすさ 4.0包丁の対応素材の多さ 4.5

片刃や釣り針仕上げにも対応している

「グッドプラス ダイヤモンドシャープナー」は、砥石にダイヤモンド粒径1200番を使用したハンディタイプのナイフシャープナーです。セラミックやチタン、鋼やステンレスといった幅広い材質に対応しています。加えてスティックタイプなため、片刃や釣り針仕上げ、金型仕上げにも使用可能です。

ナイフシャープナーのおすすめランキング2選|ロール式

1京セラ京セラ ロールシャープナー

1,800 1,800円

★★★★☆4.0
研ぎ分け段階の多さ 4.0持ち運びやすさ 4.0包丁の対応素材の多さ 4.0

荒研ぎと仕上げ研ぎが一度にできる

「京セラ ロールシャープナー」は京セラ独自のセラミックホイールで、砥石に似た研ぎ具合ができるロール式ナイフシャープナーです。セラミック砥石が回転し、荒研ぎと仕上げ研ぎを同時に進められます。両刃専用と対応している刃物は限られますが、ステンレスや鋼など幅広い材質のナイフで使用可能です。

2VICTORINOXVICTORINOX 2ステップ ナイフシャープナー

4,950 4,950円

★★★☆☆3.7
研ぎ分け段階の多さ 4.0持ち運びやすさ 4.0包丁の対応素材の多さ 3.0

初心者向け!ハンドル部分が握りやすい

「VICTORINOX 2ステップ ナイフシャープナー」は、ステンレス製ナイフに対応している両刃専用シャープナーです。ハンドル部分は人間工学に基づいて作成されており、握りやすくなっています。

また、ボタンでスムーズに荒研ぎと仕上げ研ぎに切り替え可能です。軽い力で数回スライドするだけでナイフの切れ味が復活するので、研ぐ作業に慣れていない初心者におすすめ。

ナイフシャープナーおすすめランキング2選|交差式

1関孫六関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナー

1,678 1,678円

★★★★☆4.0
研ぎ分け段階の多さ 4.5持ち運びやすさ 4.0包丁の対応素材の多さ 3.5

3種類の砥石で手軽に切れ味を復活させられる

「関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナー」は、3種類の砥石が1台になった交差式ナイフシャープナーです。粗目のダイヤモンド砥石で刃先を削り、セラミック砥石で刃先を薄く切れ味良く仕上げられます。細かいセラミック砥石も備わっているので、刃の先端を滑らかに研げます。また、研いだ後の細かい金属粉がこぼれない点も魅力です。

2GLOBALGLOBAL スピードシャープナー GSS-01

1,320 1,320円

★★★☆☆3.7
研ぎ分け段階の多さ 3.5持ち運びやすさ 4.5包丁の対応素材の多さ 3.0

シンプルでスタイリッシュ!デザイン性が高くおしゃれ

「GLOBAL スピードシャープナー」は、オールステンレス一体構造包丁で世界的に有名な吉田金属工業株式会社のブランド「GLOBAL」のナイフシャープナーです。スリムボディで持ち運びしやすく、キッチンツールと一緒に収納しても邪魔になりません。

さらに、V字の研ぎ部はサビに強いセラミック製で、お手入れがしやすいのも魅力のひとつ。デザイン性が高いため、おしゃれなナイフシャープナーを探している方にもおすすめです。

ナイフシャープナーのおすすめランキング2選|電動式

1京セラ京セラ ファインシャープナー電動研ぎ器 SS-30

2,899 2,899円

★★★★☆4.2
研ぎ分け段階の多さ 4.0持ち運びやすさ 4.0包丁の対応素材の多さ 4.5

単三電池2本で動く電動ナイフシャープナー

「京セラ ファインシャープナー電動研ぎ器」は、単三電池2本で使用できるハンディタイプの電動ナイフシャープナーです。セラミック砥石が1秒に150往復して発生させる音波振動によって刃を研ぎます。

使い方は簡単で、ナイフや包丁を左右のガイドに沿ってゆっくり手前に引くだけです。さらに、ハサミやピーラーなど色々な金属刃物が研げるのも嬉しいポイント。

2京セラ京セラ 電動ダイヤモンドシャープナー DS-38

2,980 2,980円

★★★☆☆3.8
研ぎ分け段階の多さ 3.5持ち運びやすさ 4.0包丁の対応素材の多さ 4.0

角度調整や力加減を気にせずに使える

「京セラ 電動ダイヤモンドシャープナー」は、電動で研ぐ置き型ナイフシャープナーです。ナイフや包丁を左右のガイドスロットに沿って、軽く手前に引くだけで簡単に研げます。さらに、角度調整や力加減を気にせずに使えるほか、チタンや鋼、ステンレスなど幅広い材質に対応しているのも人気の秘密です。

まとめ

今回は、おすすめなナイフシャープナーをランキング形式で紹介しました。ナイフや包丁を研ぐ作業はプロが行うイメージがありますが、シャープナーは初心者でも簡単に扱えます。アウトドア用のナイフシャープナーを探している方は、記事を参考にお気に入りの一品を見つけてください!

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