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遠藤 慧子 記事一覧

Kaubel編集部アウトドアライター

アウトドアはスキーを嗜んでいます。趣味は読書や舞台鑑賞、お茶やゲームなど。キャンプと釣りは新商品や動画をよく漁っています。最近はスキューバダイビングとライン下りに興味あり。「分かりやすい文章」をモットーに丁寧な記事作成を心掛けています。

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冬用シュラフの選び方

テントと寝袋
参照元: https://www.photo-ac.com

冬用シュラフ
形状で選ぶ
中綿で選ぶ
快適温度で選ぶ

形状はマミー型と封筒型の2種類

マミー型

マミー型は、頭まですっぽりと覆えるシュラフです。密着性と気密性が高いため、保温効果に優れています。

また、小さく折りたためるので、荷物をコンパクトにまとめられる点も魅力です。荷物を少なくする必要があるソロキャンプやキャンプツーリング、冬登山などで活躍します。

封筒型

封筒型は、ジッパーを広げると布団のように大きく使えるシュラフ。寝袋としてはもちろん、掛け布団や敷き布団、インナーシュラフなど用途に応じて色々な使い方が可能です。また、連結できる商品であれあ広く使えるので、ファミリーキャンプや車中泊に向いています。

ただし、保温性が低いため、別途インナーシュラフやブランケットなどが必要です。本体生地が分厚く、持ち運びにくい点もデメリットのひとつ。

中綿は使用シーンや外気温度で選ぶ

ダウン

ダウンは保温性に優れた軽量な素材で、コンパクトに収納できます。寒さが厳しい過酷な環境でのキャンプにおすすめです。

ただし、ダウンは水濡れに弱く、雨やテントの結露などで濡れると保温性が急激に低下します。必要であればシェラフカバーを用意して水濡れを避けましょう。

化繊

化繊は、湿気と水濡れに強いため取り回しが良い素材です。丸洗いが可能なモデルが多いので、寝汗をかきやすい人におすすめ。加えて、ダウンに比べて値段がリーズナブルな点も魅力です。

一方で、保温性が高い商品ほどかさばる傾向にあります。コンパクトさと軽量性に欠けるため、ソロキャンプや登山泊には向きません。

キャンプ地の最低気温から-5℃を基準に選ぶ

快適温度とは、人が心地良く過ごせる温度です。シュラフには商品ごとに目安となる使用温度が記載されているので、訪れる場所の温度を基準にシュラフを選びましょう。なお、キャンプ地の最低気温から-5℃下の温度が快適温度となります。

冬用シュラフのおすすめメーカー3選

モンベル

モンベルは1975年に大阪で誕生した総合アウトドアブランドで、国内はもちろんアメリカやスイスをはじめ海外展開する世界的メーカーです。モンベルの冬用シェラフは独自のストレッチシステムが特徴で、寝袋特有の窮屈さを感じさせません。また、隙間のないフィット感で保温効果を保ちつつも、抜群の伸縮性で就寝中の寝返りをサポートしてくれます。

ナンガ

ナンガはアウトドアやアパレル製品の企画開発、製造を行うメーカーです。前身の横田縫製から続く歴史と日本発の高い品質が多くの人から高い評価を得ています。

ナンガ製冬用シュラフは、メーカー独自の立体構造です。ダウンの偏りを抑え、冷気が入りやすい肩口や冷えやすい足元にダウンを多く封入しています。結果、快適な寝心地と軽量ながらも保温性が高いです。さらに、ダウンシェラフの弱点である湿気や水濡れに対して撥水加工を施し、撥水性と耐久性を上げています。

イスカ

イスカは、登山用繊維製品の製造と販売を手掛けているシュラフメーカーです。寝袋一筋を手掛けるプロとして最高品質の冬用シュラフを手掛けています。また、東レの素材を採用し、寝袋の基本的な課題である睡眠時の保温性と軽量性を追求しているのもポイント。

【5万円以上】冬用シュラフのおすすめランキング4選

1ナンガナンガ オーロラライト 900DX

66,000 66,000円

★★★★☆4.0
寝心地 4.5保温性 5.0値段 1.0使い勝手の良さ 4.5携帯性 5.0

-27℃まで耐えられる本格モデル

「オーロラライト 900DX」は、厳冬期から海外登山まで対応した本格モデルのシュラフです。-27℃まで耐えられるので、冬キャンプや登山泊といった厳しい環境でも寒さを感じずに眠れます。

また、噛み込みを軽減するパーツが使用されており、ジッパーの上げ下げで手間取りません。ジッパーが光るため、暗闇で使いやすいのもポイント。

2イスカイスカ エアプラス 810

69,300 69,300円

★★★☆☆3.9
寝心地 4.5保温性 5.0値段 1.0使い勝手の良さ 4.5携帯性 4.5

エリアごとにダウン量が最適化されたシュラフ

「エアプラス 810」は、-25℃までの気温に対応しているシュラフ。3Dシルエットによってエリアごとにダウン量を最適化しているので、保温効率が良いです。

さらに、首元と肩を包み込むショルダーウォーマーやフィット感のあるフードチューブ、ジッパー内には中綿の詰まったドラフトチューブも付属しています。熱を逃さない工夫が随所に凝らされた商品です。

3イスカイスカ エアドライト 860

60,500 60,500円

★★★☆☆3.9
寝心地 4.5保温性 4.5値段 1.5使い勝手の良さ 4.5携帯性 4.5

耐久性と耐摩耗性に優れている

「エアドライト 860」は、重量が1330gしかない高い保温性を持つシュラフ。耐摩耗性と耐久性に優れたコーデュラ素材を採用しているため、裂けにくいです。加えて、冬の着ぶくれに対応できるよう大きめに作られている点もメリット。

4モンベルモンベル シームレス ダウンハガー800 #1

50,160 50,160円

★★★☆☆3.8
寝心地 4.5保温性 4.0値段 1.5使い勝手の良さ 4.0携帯性 5.0

生地の伸縮性が高く適度に密着する

「シームレス ダウンハガー800 #1」は、モンベル独自のストレッチシステムを採用したシュラフです。伸縮性が高く適度に密着するため、保温性にも優れています。また、縫い目を減らし隔壁をなくしたスパイダーバッフルシステムを使用しているので、ほかのシュラフに比べて冷気スポットが少ないです。

【3〜4万円】冬用シュラフのおすすめランキング6選

1ナンガナンガ UDD BAG 630DX

49,500 57,200円

★★★☆☆3.8
寝心地 4.0保温性 4.0値段 1.5使い勝手の良さ 4.5携帯性 5.0

撥水加工が施された水に強いシュラフ

「UDD BAG 630DX N1U6RE00」は、中綿に高機能なスパニッシュダックダウンを使用したシュラフです。超撥水加工が施されているので、結露が発生したり雨が降ったりしても浸水する心配がありません。ただし、同じ5万円台のシュラフの中ではダウン量が少なめです。

2ナンガ山渓×ナンガ オーロラ750DX

41,800 41,800円

★★★☆☆3.8
寝心地 4.0保温性 4.5値段 2.0使い勝手の良さ 4.0携帯性 4.5

永久保証付き!寝心地が良い上位モデル

「オーロラ750DX」は、快適な寝心地が特徴的なナンガの上位モデルです。快適温度は-8℃で、-16℃までの温度に耐えられます。

さらに、ボックス同士が支え合う台形ボックスキルト構造なので、蓄熱と保温効果に優れています。永久保証付きなのも嬉しいポイント。

3イスカイスカ ダウンプラス デナリ 900

42,900 42,900円

★★★☆☆3.7
寝心地 4.0保温性 5.0値段 2.0使い勝手の良さ 4.0携帯性 3.5

3000m級の冬山での使用を想定したシュラフ

「ダウンプラス デナリ 900」は、3000m級の冬山での使用を想定したシュラフです。使用温度の目安は-25℃で、しなやかで丈夫なポリエステル製のマイクロファイバーを採用しています。

一方で、重量1600gとダウンシュラフにしては重いです。長距離を歩く登山やソロキャンプには向きません。

4ナンガナンガ オーロラライト 450DX

36,801 36,801円

★★★☆☆3.7
寝心地 3.5保温性 3.5値段 2.5使い勝手の良さ 4.0携帯性 5.0

防水コーティングを施したナイロン製

「オーロラライト 450DX」は、ナンガの人気シュラフ「オーロラシリーズ」のひとつ。生地に防水コーティングを施したナイロンを採用しているため、 防水性に優れています。加えて、透湿性も高く、湿気がシュラフ内にこもりません。

しかし、450DXは-5℃までしか耐えられないので、インナーシュラフを用意したり服を着込んだりと防寒対策が必須です。下限温度が低い分生地が薄めでコンパクトにしまえるため、荷物をすっきりまとめられます。

5スナグパックスナグパック スリーパーエクスペディション スクエア ライトジップ

13,750 13,750円

★★★☆☆3.6
寝心地 3.0保温性 3.5値段 4.5使い勝手の良さ 3.5携帯性 3.5

洗濯機で洗える化繊シュラフ

当商品は、ヨーロッパで展開しているメーカーが日本向けに販売している秋冬用シュラフです。中綿が化繊なので、洗濯機で丸洗いできます。さらに、フルオープンで開くと布団代わりとして使用可能です。一方で、コンパクトさとストレッチ性に欠けます。

6ロゴスロゴス neos 丸洗いアリーバ・-15

14,850 14,850円

★★★☆☆3.6
寝心地 3.0保温性 4.0値段 4.5使い勝手の良さ 3.5携帯性 3.0

足元に圧迫感を感じずに寝られる

「neos 丸洗いアリーバ・-15」は暖かさを追求した冬用マミー型シェラフで、頭まで覆えます。中綿のダイナチューブファイバーは空気を蓄えられるため、保温性が高いです。また、フットアングルストラクチャー構造なので、足元の圧迫を和らげられます。

ただし、折りたたんでも大きく、持ち運びにくいです。コンパクトなシュラフを探しているキャンパーには向きません。

【1万円以下】冬用シュラフのおすすめランキング2選

1SoomloomSoomloom 寝袋 マミー型 シュラフ 耐寒温度-15℃

7,690 7,690円

★★★☆☆3.7
寝心地 3.0保温性 4.0値段 5.0使い勝手の良さ 2.5携帯性 4.0

注文時に羽毛量を調節できる

「Soomloom 寝袋 マミー型」は、注文時に羽毛量を調節できるシュラフです。中綿にダウン素材を使用しているため、優れた保温性を持ちます。加えて、価格は1万円以下とコスパが高い点も魅力です。

2ホークギアホークギア マミー型シュラフ

4,392 4,392円

★★★☆☆3.5
寝心地 3.0保温性 2.5値段 5.0使い勝手の良さ 3.0携帯性 4.0

ゆるキャン△の実写版に登場したシュラフ

「ホークギア 寝袋 -15℃ 耐寒」は、実写版『ゆるキャン△』に登場したシュラフです。中空繊維にシロクマの体毛と同じストロー状の極太繊維を採用しており、-15℃まで耐えられます。さらに、専用収納袋にベルトが付いているため、小さくまとめられるのも利点です。

まとめ

冬用シュラフは中綿によって携帯性や保温性が変わります。商品ごとに下限温度や快適温度も異なるので、記事を参考に最適なシュラフを選んでください。

また、カウベルでは冬用以外のシュラフもまとめています。興味がある方はぜひ参考にしてください!

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