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Kaubel編集部美容ライター

コスメやヘアアレンジ、ネイルなど美容全般が好きで、美容師免許を取得しました。趣味はバレーボール観戦と旅行。アニメやドラマを見るのも好きです。新しいアイテムを買うときは、事前によく調べてから選ぶようにしています。みなさまにとって分かりやすく、参考になる記事をお届けしたいです。

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シャンプーを代用するなら石鹸・炭酸水・重曹など

石鹸
参照元: https://www.pexels.com/ja-jp/

毎日使うシャンプーは、ストックを買い忘れて切らしてしまう場合もあります。そんなとき、シャンプーの代わりとして使えるのは、石鹸・お米のとぎ汁・緑茶・炭酸水・重曹などです。それぞれおすすめの代用方法をご紹介するので、参考にしてくださいね。

シャンプーの代用品として使えるもの
石鹸・ボディソープ
お米のとぎ汁
緑茶・炭酸水
重曹

石鹸やボディーソープは予洗い後に泡立てて使う

1 しっかり予洗いする
2 石鹸やボディソープを泡立てて頭皮や髪を洗浄する
3 お湯でよく洗い流す

シャンプーの代用品として使いやすいのは、石鹸やボディソープです。元々顔や体に使うアイテムなので、頭皮や髪の汚れもある程度は落とせます。また、通常のシャンプーと同じ手順で使えるため、簡単なのもポイント。

普段からお風呂場で保管している方も多いため、特別な準備も必要ありません。

石鹸で髪がアルカリ性に傾くときしみやすくなる
石鹸類はアルカリ性のため、使用後は髪がきしみやすくなります。酸性のレモン汁やクエン酸に、水を加えたリンスをかけて中和すると、手触りが良くなりますよ。

お米のとぎ汁は桶やスプレーに入れて頭皮や髪にかける

1 お米のとぎ汁を桶やスプレーに入れる
2 頭皮や髪全体にかけてよく揉み込む
3 お湯でしっかり洗い流す

自宅でお米を炊く場合は、とぎ汁もシャンプーの代わりとして使えます。お米のとぎ汁は、髪の健康に必要なビタミンや、ミネラルなどを含んでいるのが特徴です。

公益財団法人の高輝度光科学研究センターによると、お米のとぎ汁に含まれるイノシトールには、髪をダメージから守る「予防美髪効果」があるとのこと。そのため、イノシトールを含むヘアケア製品も開発されています。

ただし、お米のとぎ汁単体では乾燥する場合もあるため、日常使いには向きません。あくまでも、シャンプーが切れたときの代用品として使いましょう。

参考文献:米のとぎ汁由来成分を配合したヘアケア製品の開発

緑茶や炭酸水はペットボトルのまま頭皮や髪にかける

1 ペットボトル入りの緑茶や炭酸水を用意する
2 頭皮や髪全体に少しずつかける
3 よく揉み込んだらお湯で洗い流す

緑茶や炭酸水は、家に常備している方も多いため、シャンプーの代用品として使いやすいです。緑茶は、髪を健やかに保つミネラルやビタミンを含んでいる一方、炭酸は、頭皮の毛穴汚れを落とす効果が期待できます。

ペットボトルから一気にかけるのではなく、少しずつなじませて、全体に行き渡らせるのがポイントです。

重曹は洗浄力が高く頭皮の脂や汚れを落とせる

1 桶に38〜40度ほどのお湯を用意する
2 1Lあたり大さじ1杯の重曹を入れて溶かす
3 お湯で頭皮や髪を予洗いする
3 重曹シャンプーを手に取り少しずつ頭皮や髪にかける
3 優しく揉み込んだらお湯でよく洗い流す

重曹は洗浄力が高いため、頭皮の脂や汚れを落とす効果が期待できます。重曹の細かい粒子で頭皮や髪を傷つけないように、優しい力で揉み込むのがポイントです。

ただし、重曹シャンプーを保存して使うのは不衛生なため、髪を洗うたびに作る必要があります。また、洗浄力が高い分、続けて使うと乾燥してしまうため、シャンプーが切れたときの代用品として使いましょう。

重曹もアルカリ性なのでクエン酸リンスで中和しよう
重曹も石鹸類と同じくアルカリ性のため、使用後は髪がきしみやすくなります。酸性のクエン酸やレモン汁に、水を加えたリンスをかけて中和するのがおすすめです。

シャンプーを代用するときは前後のケアも入念に!

髪をブラッシングする女性
参照元: https://www.photo-ac.com/

シャンプーを代用するときのポイント
シャンプー前のブラッシングで髪の絡まりをほぐす
入念な予洗いで髪や頭皮の汚れを6〜7割落とす
代用シャンプーが残らないようにしっかりすすぐ
シャンプー後はトリートメントでダメージケアする

シャンプー前のブラッシングで髪の絡まりをほぐす

髪を洗う前のブラッシングは、通常のシャンプーのときと同じくとても大切です。ブラッシングをすることで頭皮の汚れを落としたり、髪の絡まりをほぐしたりできますよ。

特に、石鹸類や重曹で代用する場合は、髪がアルカリ性に傾いてきしみやすくなります。事前に絡まりをほぐして、髪が引っかからないようにしましょう。

入念な予洗いで髪や頭皮の汚れを6〜7割落とす

予洗いはシャンプーの前にお湯で洗って、頭皮や髪の汚れを落とす作業です。38〜40度のお湯で2〜3分予洗いすると、頭髪の埃や汚れを6〜7割落とせます。そのため、石鹸類や重曹を使う場合は、事前にしっかり予洗いするのがポイント。

ただし、皮脂やワックスなど、油性の汚れはお湯だけでは落とせません。シャンプーがない場合は代用アイテムで洗浄しましょう。

代用シャンプーが残らないようにしっかりすすぐ

代用シャンプーのすすぎ残しがあると、ヌメりやベタつき、頭皮トラブルなどの原因に繋がる場合もあります。生え際や襟足、耳周りなど、すすぎ残しがないようにしっかりお湯で流しましょう。

シャンプー後はトリートメントでダメージケアする

代用シャンプーはヘア用ではないため、髪のきしみやダメージをケアするために、トリートメントを使いましょう。トリートメントを髪になじませた後、コームで梳かすと髪全体に行き渡ります。また、お風呂場にコームを1本置いておくと、洗髪前のブラッシングを忘れたときにも使えて便利です。

トリートメントは最後に使おう
クエン酸やレモン汁でリンスを作った場合は、最後にトリートメントを使いましょう。少し時間を置いてから洗い流すと、より手触りが良くなりますよ。

シャンプーは切らさないようにストックしておこう

シャンプーは、家にあるアイテムで代用できるものの、ヘア用ではないため日常使いにはおすすめできません。頭皮や髪を健やかに保つためには、ヘア用に作られた通常のシャンプーで、しっかり汚れを落としてケアするのが大切です。

いつも使っているシャンプーを切らしてしまわないように、日頃からストックしておきましょう。

まとめ

以上、シャンプーの代用方法を解説しました。シャンプーは、家にある石鹸類や、緑茶、重曹などで代用できます。急にシャンプーを切らしてしまったときや、買いに行けなくて困っている場合は試してみてくださいね。

また、シャンプーが泡立たない原因や頻度など、髪を洗うときの気になる疑問についても解説しています。シャンプーを正しく使って、清潔な髪に整えましょう!